自己紹介(読み飛ばしOK!!)
はじめまして。Pharmalance(ファーマランス)代表のはしけんです。
僕は大手薬局で3年間会社員薬剤師として働きました。
給与は安定していたし、福利厚生もついていた。
表面上は何も不自由がないように見えたけれど、心の奥ではずっとこう思っていました。
「この先も、ずっと同じ毎日を繰り返すのかな?」
「もっと自分で選んで働ける方法はないのかな?」
そう考える日が増えていき、思い切って会社を飛び出したのが、フリーランス薬剤師としてのスタートでした。
フリーランス薬剤師とは
さて、本題です。
フリーランス薬剤師とは、個人事業主として開業届を提出し、薬局などと直接「業務委託契約」を結んで働く薬剤師 です。
病院や企業と契約するケースもありますが、実際の大多数は「薬局」と契約して働いています。
イメージしやすく言えば、派遣会社を通さない“自由度の高い派遣薬剤師” です。
しかし、その自由の裏側には、税金の自己管理や契約・事務作業といった追加の仕事ものしかかってきます。
要するに――
働き方も人生も「自分で全部責任をとる」。それがフリーランス薬剤師というスタイルです。

※業務委託契約とは?
(簡単に説明します)
「この仕事をこの条件でお願いします」と話し合って働く契約のこと。
フリーランス薬剤師なら、薬局と
「◯時間勤務で◯円」「交通費は別途支給」
みたいな内容を紙一枚で取り交わすだけで成立します。
つまり――
✅ 報酬や条件は自由に交渉できる
✅ 期間や内容も柔軟に決められる
「割と自由な契約」――それが業務委託契約です。

僕の実例や、正社員・派遣社員との違いを見ていきましょう!
働き方の実例(僕の場合)


会社員時代は残業をしても給与は大きく変わらず、シフトも会社任せでした。
今は1時間あたり3,500円、頑張った分だけ報酬に直結し、休みも自分で決められます。
会社員時代には考えられなかった
「自由に組めるシフト表を、自分の手で描いている」
――そんな感覚で働いています。
派遣社員との違い
「それって派遣と同じじゃないの?」とよく聞かれます。
実際、働き方の見た目は似ています。
でも決定的に違うのは、派遣会社に雇用されていないこと。
- 派遣薬剤師:派遣会社と雇用契約 → 薬局に派遣される
- フリーランス薬剤師:薬局と直接「業務委託契約」を結ぶ
これによって、フリーランスは――
- 契約条件(報酬・交通費・勤務時間)を自分で交渉できる
- 働く場所や日数を自由に選べる
- 契約の更新や終了も柔軟に動ける
派遣よりも 流動性が高く、自分でコントロールできる 働き方なんです。

正社員との違い
フリーランス薬剤師は、派遣だけじゃなく正社員とも大きく違います。
- 正社員薬剤師
会社に雇用されて、安定した給与・賞与・福利厚生を得られる。
その代わり、勤務先や働き方は基本的に会社に決められる。 - フリーランス薬剤師
会社に縛られず、自分で契約先やスケジュールを選べる。
その代わり、給与の保証はなく、保険や税金もすべて自分で管理する必要がある。
言い換えると、「安心をとるか、自由をとるか」 の違い。
僕自身、正社員時代は「毎月必ず給与が入る安心感」が大きかったです。
でも、その安心の裏で「働き方を自分で選べない窮屈さ」も常に感じていました。
フリーランスは、逆に「全部自分で決められるけど、守ってくれる会社はいない」。
どちらが良い悪いではなく、自分が何を優先したいか が一番大事だと思います。
表でまとめるとこんな感じ
働き方 | 契約形態 | 安定性 | 自由度 | 保険・税金 | 収入の可能性 |
---|---|---|---|---|---|
正社員 | 雇用契約 | 高い | 低い | 会社が管理 | 固定+昇給賞与 |
派遣 | 雇用契約 (派遣会社) | 中程度 | 中程度 | 会社が管理 | 時給は高めだが上限あり |
フリーランス | 業務委託契約(直接契約) | 低い | 高い | 自分で管理 | 自由に交渉でき伸び幅あり |
向いている人・向いていない人

僕が経験して感じたことをもとに、ざっくりまとめました。
向いている人
✅ 安定より自由を大事にしたい
✅ スケジュールや自己管理が得意
✅ 経費管理や確定申告も前向きに取り組める
✅ 初めての職場でもすぐに馴染める柔軟さがある
✅ トラブルが起きても自分で対応できる
向いていない人
✅ 安定した月給・福利厚生を第一に考えたい
✅ 決まった環境・人間関係で働きたい
✅ 契約や税務の手続きが苦手
✅ 変化がストレスになる
✅ 「会社に守ってほしい」という気持ちが強い
もちろん「向いていない=無理」ではありません。
僕も最初は経理や契約に苦戦しましたし、失敗もしました。
でも「自由に働きたい」という思いが強ければ、少しずつ乗り越えていけます。
おわりに
「フリーランス薬剤師」という選択は、最初は不安や失敗だらけです。
契約が取れずに焦ったり、保険や税金で混乱したり、僕自身も悩みながら一歩ずつ進んできました。
でもその先には、自分で舵を取れる働き方 があります。
誰かに決められた人生ではなく、自分で選んで歩んでいく人生。
もし今、少しでも「挑戦してみたい」と思ったなら、あなたはすでに一歩を踏み出す準備ができていますよ!
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