自己紹介(※読み飛ばしOK)
こんにちは。Pharmalance(ファーマランス)代表のはしけんです!
僕は会社員薬剤師からフリーランス薬剤師へ転向し、現在は複数の薬局と契約しながら働いています。
この記事では、「フリーになると決めたとき、まず何から動けばいいのか?」を、僕の実体験から優先順位をつけて5つに整理しました。
「やることが多そうで不安…」という方でも、上から順に進めればスムーズにスタートできます。
やること① 円満退職を目指す(まずはここから)
一番大事なのは「辞め方」。
辞め方をミスると、次の仕事や紹介につながらなくなることもあります。
僕がやったこと:


「感じよく辞めること」も、大事な営業のひとつです。
人それぞれ、様々な理由があるので、やめるのにもかなりのエネルギーがいりますよね。
ここでは、円満退職の秘訣をまとめておきます。

やること② 健康保険の切り替え(退職直後に必須)
保険証は退職日で失効するため、次の保険に即加入する必要があります。
選択肢は3つ


僕は任意継続を選びましたが、申請期限は退職日の翌日から20日以内です。
これを過ぎると加入できません。しかも、加入後も保険料の支払いを1回でも忘れると即取り消しになるので要注意です。
一方、国民健康保険に切り替える場合は、退職日の翌日から14日以内に市区町村で手続きをする必要があります。
要は――任意継続でも国保でも、期限を守って自分で動くことが必須。
「保険だけは絶対に切らさない」この意識が、フリーランスにとって生活の土台になります。
社会保険についてもまとめておきました。
より鮮明に理解していただけたらと思います。

やること③ 開業届&インボイス登録(最初の壁)
フリーランス薬剤師として働くなら、個人事業主の手続きが必須です。
ポイントはこんな感じ

👉 後からやると面倒になるので、なるはやで済ませておくのがベスト。

独立直後にまとめて全部済ませると、その後の請求書作成や確定申告がスムーズです。
逆にここを後回しにすると、案件が決まったときに「請求書が作れない!」って焦る羽目になります。
開業届等の出し方ついては独立に際しての一番のミソになります
以下の記事を参考にしてみてください!


やること④ 賠償責任保険に加入(働く前に必要)
薬剤師として働く以上、ミスに備える保険はマスト。
加入していないと契約NGになる薬局がほとんどと思ってもらっていいです。
選択肢は2つ

僕は日本薬剤師会に入り、保険をかけました。
費用の目安は年額5,000円〜15,000円ほどとなります。

フリーランス薬剤師として保険に入る方法は、大きく2つあります。
1. 日本薬剤師会(地域の薬剤師会経由)
- 加入の手間はあるけど、安心感は大きい
- 地域の勉強会やネットワークの場にもつながる
2. 民間の損保(東京海上・三井住友など)
- 手続きはスムーズな場合もある
- プランによっては個人で即加入が難しいことも
- 在宅や施設対応の範囲は契約時に必ず確認が必要
僕は薬剤師会経由を選びましたが、
👉 「安心感と人脈」を求めるなら薬剤師会
👉 「手軽さ」を重視するなら民間
安パイを取るなら、日本薬剤師会かなと思います。

やること⑤ 委託先の薬局を探す(動き出しは早いほど有利)
すべての薬局がフリーランスに対応しているわけではありません。
僕がやった方法は


正直、会社員時代には「自分を売り込む」なんて一度もやりませんでした。
配属された場所で働くのが当たり前だったからです。
でもフリーランスでは、「書類も保険も揃ってます、すぐ動けます!」と自分から伝えることが一番の武器になります。
慣れるまでは大変だけど、ここを越えると一気に案件が広がっていきます。

↑こちらは「フリーランス薬剤師のガイドブック」の第4章でも触れます。
補足:やっておくと安心な3つのこと
- 会計ソフトと口座整備(MFクラウド、屋号口座)
- 小規模企業共済(節税+退職金代わり)
- 名刺&プロフィール資料(Canvaで作成、PDF化してLINEで送れるように)
最後に
僕も最初は「何から手をつけていいのか」不安だらけでした。
でも、こうして優先順位をつけて準備したことで、ひとつずつ自信につながっていきました。
焦らなくても大丈夫。
でも“なるはや”で動くと、必ず余裕が生まれます。
これからフリーランス薬剤師を目指す方の参考になれば嬉しいです。
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