「フリーランスって自由そうでいいよな。」
たまにそんな風に言われます。
でも、実際に飛び込んで1か月働いてみた感想を、一言でまとめるなら
めちゃくちゃしんどい。でも、自分で動かしてる感がすごい。です
今回はフリーランス薬剤師として本格的に走り出した1か月を、良いことも、悪いことも、ぜんぶリアルに話します。
これから「フリーでやってみようかな」って人は、イメトレとして読んでみてください
初月から結構ガッツリ入った
まず、どんな働き方だったか。
これは大事だと思うので、具体的に書いてみます
- 週5日、朝9時から夜19時半までフルタイム
- さらに土曜日だけ、3時間シフト
要するに、ほぼ会社員以上の稼働。
ただし派遣じゃなくて「フリーランス」。
だから、全部、業務委託契約になります。
それだけ聞くと「ほぼ会社員やん」って思う人もいると思う。
実際、労働時間はそれに近いですね。
でも全然違うのは全部初めての店舗であること。
毎回「初対面」から始まる
毎回「初めまして」からスタートします。
「お世話になります、橋本です、今日から入ります。」
「レジの操作はどうやるんですか?」
「この店舗、棚の在庫はどこ置いてます?」
「特別な店舗ルールみたいなのはありますか?笑」
毎回毎回、こんなやりとりから始まります。
「何回 初めましてを言っただろう。」
これは冗談じゃなく、本当に思いました。
人見知りな自覚はないけど、それでも意外と気を張ったのを覚えています。
やはり大変だったのは気疲れ
調剤の技術とかより、人への配慮が疲れました。
- 「いま聞いていいのか」って空気を読む
- 正社員の方の指示をすぐ理解して動く
- 患者さん対応は店舗ごとにルールが違う
とにかく頭をフル回転させる。
気を抜くと「失礼な人」になるのは避けたかったからだと思います。
夜、家に帰ったらまあまあ疲れている笑
「これ、フリーランスなのに自由どこ?」
って思ったときもありました。
体調も崩したけど寝込む余裕もない
正直に言うと、途中で軽く熱出しました。
「これはさすがに休むか…」って思ったんですが。
でもフリーランスは代わりがいない。
誰も「大丈夫?」って言ってくれない。
休んだらその分収入ゼロ。
だから無理やり治しました笑(コロナでもインフルエンザでもなかったので)
栄養ドリンク飲んで、水ガブガブ飲んで、無理やり寝て。
翌日には何とか回復させて出勤。
昼休みはジム通い。健康を意地でも維持する
「もう身体壊したら終わりだ。」
そう思って、昼休みはジムに通っています。
ランニングマシンの上で「寝てる場合じゃない」って言い聞かせる。
周りから見たら必死すぎて笑われたかもしれないです。
でもこれがなかったら、たぶんもっと体調崩してたかもしれません。

最初は「こんなしんどい日に筋トレとか無理」
って思ったけど、やってみるとスイッチが入るもんですね。
加算取れなかった→これは反省点
今回すごく反省してるのが、加算の取り方。
- 外来服薬支援1
- 服用薬剤調整支援料
このへん、結局取れなかったなー。
余裕がなかったのかもしれないです。
患者さんへの声かけ、情報整理、提案。
それどころじゃなくて業務回すので精一杯でした。不甲斐ない!
ここは次の大きな課題。
「加算取れる薬剤師」を目指すなら、絶対必要な力。
初めての請求書
会社員時代は給料が自動で振り込まれる。
当たり前の話ですよね。
でもフリーランスは違います。
自分で「仕事をまとめて」「請求書を作って」「責任者や社長に提出する」。
めちゃくちゃ緊張しました。
「金額、間違ってないよな?」
「こんな書き方で大丈夫かな?」
ドキドキしながら提出。
でも、これもフリーランスの仕事の一部。
お金をもらうって、こんなに責任が重いんだなって実感しました。
それでもやってよかった理由
こんなにしんどいのに、なんで続けるのか。
それは全部、自分で決められるからです。
- どこの仕事を受けるか
- どれだけ働くか
- いつ休むか
全部自分次第。
誰も「残業してくれ」「シフト変わってくれ」とは言わない。
責任は重いけど、その分自由もある。
会社員時代に「もっとこうしたいのに」って思ってたことを、全部自分で試せる。
【これからフリーを目指す人へ】
もしこれ読んで「フリーランス薬剤師になりたいな」って思ってる人がいたら。
正直にいいます。
最初の1か月はしんどいです!!
自分で全部決めるって、自由だけど同時にめっちゃ不安だし、疲れる。
初めての店舗ばかりだと、人間関係も気を使う。
体調も崩しかける。
でも。
「自分でやってる」って実感が、一番大きい。
誰かに言われて動くんじゃなく、自分で考えて決める。
それができるのがフリーランスの醍醐味です。
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