フリーランス薬剤師になって得た「主体性」ってなんだろう?

働き方

自己紹介(*読み飛ばしOK!!)

こんにちは。
フリーランス薬剤師をしているはしけんです!

薬局勤務を経て、会社員の働き方にモヤモヤを感じて独立しました。
今は関西を中心に、いろんな薬局で調剤や在宅の仕事をしています。

仕事の取り方、税金のこと、契約のこと…。
フリーランスになって初めて学んだことだらけ。

「薬剤師にも、もっと自由な選択肢があっていい」
そんな思いで、このブログを書いています。

結論から話すと

僕は今の働き方に、ものすごく「主体性」を感じています。

正社員のころは「やらされ感」があったけど、今は全部「自分で決めて、自分で責任を取る」感覚がある。
それがフリーランス薬剤師になって一番大きかった変化です。


そもそも、今どんな働き方をしているか

ちなみに今は、月曜から土曜まで契約している調剤薬局で

  • 調剤業務
  • 在宅業務

を担当しています。

「え、フリーランスなのに週6も行くの?」と思うかもしれません。
でもこれ、自分で決めた契約です。
そこが大事なんです。


主体性を感じる理由、具体的に話します


① 自分で働く場所を選んだから

就活みたいに「決められた求人に応募する」じゃないんです。
自分で「この薬局で働きたい」と思ったら、経営者さんに直接連絡して、面談して、条件を話して、契約を結ぶ。

要は「自分で営業する」感覚ですね。
会社が用意した転職エージェントに頼らなくても、自分で仕事を取りに行ける。

これが、正社員時代にはなかった自由です。


② 税金も全部自分でやる

ここは地味だけど、めちゃくちゃ大事。

フリーランスは、確定申告も、自分の経費計上も、自分でやらないといけません。
「え、めんどくさそう」と思う人も多いと思います。

でも、僕はこれが逆に良かった。
例えば「これは経費で落とせるかな?」と調べて考える。
税理士さんに相談する。

そのプロセスを経ることで、
「自分のお金を自分でコントロールしてる感覚」がめちゃくちゃ強くなるんです。

正社員の頃は「税金引かれた給料を受け取るだけ」だった。
何にいくら払ってるか、何が控除になるかも意識しなかった。

今は「税金を学ぶ=社会を学ぶ」みたいな感じで、すごく面白い。


③ 休みは自分で決められる

これは「自由度」の代表みたいな話。

もちろん、今は週6で契約してるから、勝手に休むわけにはいかないです。
でも、もし「来月はちょっと旅行したいな」と思ったら、契約内容を変えてもらう交渉ができる。

固定シフトでも「この日は無理」と伝えられるし、交渉して決めるのは自分。
「希望休を出す」じゃなくて、「契約内容を話し合う」っていう感覚ですね。

正社員のときは、上司や本部の都合が最優先だった。
でも今は、相談した上で「自分がOKした範囲で」働く。


④ 労基法の枠を超えた柔軟さ

「労基法ないの?」ってよく聞かれるけど、業務委託だから正社員の労働時間規制は基本的にない。

だから僕は、朝6時出勤とかもOK。
もともと早起きが得意で、朝から棚卸を一人で黙々と片付けるのが好きなんです(笑)。

正社員の頃は「営業時間通りに来い」「残業はするな」って縛りがあった。
今は薬局と話し合って、「誰も来ない朝に在庫整理やっときますね」とか、自分に合わせた働き方ができる。


⑤ ノルマがない分、自分で目標を立てる

これは精神的にすごく大きい。

正社員のときは、
「全部まんべんなくできるように」
「苦手も克服しろ」

みたいに言われた。

でも今は、「自分が貢献できるポイント」に全力を注げる。
たとえば

  • 地域支援体制加算を積極的に取る
  • 在宅訪問の質を上げる

とか、得意な分野を伸ばせば薬局に貢献できる。
「ここは他の人に任せる」もアリ。

薬局側も「結果さえ出してくれればOK」というスタンスでいてくれる。


⑥ いつでも辞められる

これも大きな自由。

「もう無理だ」と思ったら、契約を切ればいい。
もちろん相手も同じで、薬局側も「もう来なくていい」と言える。

つまり、お互いに「選ぶ自由」がある。
この適度な緊張感が、変な人間関係のしがらみを減らしてくれる。

正社員時代は「嫌でも辞めにくい」空気がすごかった。
上司の顔色、社内ルール、根回し…。
でも今は、「仕事の契約」としてシンプルに割り切れる。


⑦ 報酬を自分で決められる

これもフリーランスならでは。

フリーランス薬剤師の相場は、だいたい1時間あたり3000〜4500円くらい。
でもこれは「自分で交渉」します。

「この薬局は人手が本当に必要そうだな」
「ここは経営も厳しそうだから下げようかな」

交渉は緊張するけど、逆に言うと「自分で決める」ことができる。
その分、しっかり薬局に貢献するのが大事。
信頼を得れば、リピートや紹介も増える。


正社員時代と何が違う?

まとめると、正社員は

「会社が決めたことをやる人」

フリーランスは

「自分で決めて責任を取る人」

この差が大きい。
「全部自分でやらないといけない」って怖い部分もあるけど、
その分「自分の人生を自分で動かしてる感覚」がある。


フリーランス薬剤師になってみての本音

「自由そうでいいね」って言われるけど、実際は「自由=自分で全部やる」ってこと。

  • 契約も営業も自分
  • 税金も自分
  • 休みも自分で決める
  • 仕事を切る・切られるリスクも背負う

正社員時代より手間もプレッシャーも増えた。
でもそれを含めて「自分で生きてる実感」がある。

「失敗したら自分の責任」って怖さもあるけど、逆に言えば「成功も自分の手柄」。
そこがフリーランスの魅力です。


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