フリーランス薬剤師は賠償責任保険が必須|僕が失敗したリアル体験談

始め方

初めまして、pharmalanceの橋本です。


大手薬局で約3年間、調剤薬剤師として勤務したのち、
もっと自由に、自分の裁量で働きたいという思いから、
2025年にフリーランス薬剤師として独立しました。

現在は、業務委託契約を中心に、
複数の薬局を“ラウンダー”として回りながら、
契約・スケジュール・請求・経費管理まですべて自分で行い、
雇われない薬剤師の働き方を実践中です。

このブログでは、
🔹 フリーランス薬剤師としてのリアルな体験談
🔹 開業手続きや保険、確定申告などの実務ノウハウ
🔹 不安や迷いと向き合った日々の記録

などを、できるだけ「等身大の言葉」で発信しています。

今回はフリーランス薬剤師が薬剤師賠償保険に加入すべきか否かについてお話しします



🔥 結論:加入は必須。

僕は準備が遅れて、仕事のスタートが2週間遅れました。

フリーランス薬剤師として働くなら、損害賠償保険には絶対に入るべきです。

万が一の調剤ミスや服薬指導ミスがあったとき、
会社員のように「誰かが守ってくれる」わけではないからです。

僕自身、独立してすぐにぶつかったのがこの「賠償保険」でした。


全部自己責任になる

契約も、確定申告も、スケジュールも、自分で管理するのがフリーランス。
でも同時に、何かあったときに責任を取るのも自分です。

実際、薬剤師業務中のミスによる損害は、フリーランスになった瞬間、すべて自己責任になります。

どんなリスクがある?

  • 調剤ミスで数十万〜数百万円の損害請求
  • 訪問・在宅業務での患者対応中の事故やトラブル

それでもし訴訟や請求が起きたら…と思うと、正直ゾッとします。

だからこそ、備えとしての損害賠償保険は「保険」以上の価値があると、今は思っています。


保険の選択肢は主に2つ

1. 日本薬剤師会(地域の薬剤師会経由)

  • 加入の手間はあるが安心感は大きい
  • 地域の勉強会などもあり、情報交換の場としても有効

2. 民間の損保(東京海上・三井住友など)

  • 手続きがスムーズな場合もあるが、プランによっては個人で即加入が難しい

費用の目安は年額5,000円〜15,000円ほど。
在宅・施設対応の範囲も、契約時に必ずチェックしましょう。


僕がやらかした失敗

民間の保険に入ろうとして代理店に連絡したところ、
「すぐ入れるプランはない」と言われてしまいました。

その後あわてて薬剤師会に加入し、賠償保険に入ったのですが、
いろいろと書類や手続きが必要で、最初の現場入りが2週間遅れてしまったんです。

「もっと早く準備しておけば…」と本気で後悔しました。


薬剤師会に入って得られたこと

実は、薬剤師会への加入は保険だけでなく、意外な副産物もありました。

  • 地域の薬剤師勉強会に参加できた
  • 同じような立場の薬剤師仲間ができた
  • そこから仕事の紹介がくることもあった

「保険のために入った場所」が、思わぬ出会いのきっかけになったのは大きな収穫でした。

まとめ:備えることは、働くことの一部

  • フリーランス薬剤師なら、保険はスタート前に必須
  • 民間 or 日薬、早めに比較・準備しておこう
  • トラブルが起きる前に入るからこそ「保険」

そしてなにより、

「自分を守る準備」は、
安心してチャレンジするための力でもある。

今は何も起きていなくても、備えておけば自信を持って一歩を踏み出せます。
僕のように出遅れないよう、どうか早めに準備を!

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