自己紹介(読み飛ばしOK!!)
はじめまして、はしけんです!
大手ドラッグストアで会社員薬剤師として勤務した後、現在はフリーランス薬剤師として活動しています。
「もっと自由に、自分の意志で働きたい」と思って独立しましたが、実際には不安定さや孤独、面倒な手続きも含めていろいろ経験してきました。
このブログでは、フリーランス薬剤師のメリットだけでなく、デメリットも含めて本音で発信しています。
今回は「会社員薬剤師の悩みと、フリーランス薬剤師の悩み」を、実体験をもとに正直に比較して書きます。
転職や独立を考えている方のヒントになれば嬉しいです。
大前提として、どっちも悩みはあります
「会社員のままだと不満が多い」
「フリーランスは不安定そうで怖い」
薬剤師として働く中で、こんな風に悩む人は多いと思います。
実際に僕も、会社員時代にはたくさんのストレスや不満がありました。
でもフリーランスになったらなったで、全然別の悩みが出てきます。
この記事では
・会社員薬剤師の悩み(10個)
・フリーランス薬剤師の悩み(6個)
を比較しながら本音で解説します。
「どっちが正解」じゃなくて「自分はどっちを選ぶか」を考える材料にしてもらえたら嬉しいです。
会社員薬剤師とフリーランス薬剤師の悩み比較【表まとめ】
会社員薬剤師の悩み | フリーランス薬剤師の悩み |
---|---|
給料が低い | 案件がなくなると即収入ゼロで焦る |
人間関係のストレス | 確定申告など税金周りの手続きが面倒 |
ノルマがきつい | 開業届やインボイスなど事務手続きが多い |
休みが取りにくい | 体調崩したら自己責任、誰も守ってくれない |
スキルが伸びない | ある程度できる前提。期待されるプレッシャー |
会社の古いルールに縛られる | 営業して契約を取る必要がある |
昇進しにくい | |
経営の都合で振り回される | |
仕事の幅を選べない | |
自分の時間を自分で決められない |
会社員薬剤師の悩み10選【僕の体験と本音】
1. 給料が低い
加算を必死に取っても給料は大して上がらない。
昇格試験に受かった同期より自分が安い給料だったときのあの虚しさは忘れられません。
頑張っても報われないと「適当にやろうかな」と思ってしまう自分も嫌でした。
ボーナスも減っていって、やるせなかったですね。
2. 人間関係のストレス
気が合わない人、知識マウント取る人、年齢だけで偉そうにする人…。
「気にしないで」と言われても無理です。
患者さんの前では笑顔を作っても、バックヤードはギスギス。
毎日顔を合わせるだけでストレス。
3. ノルマがきつい
「加算取れ」「ジェネリック率上げろ」「後発変更率上げろ」。
現場の忙しさや患者さんとの関係を無視して数字だけ求められるのは本当にきつい。「無駄に店舗増やして人件費足りないからじゃないの?」と思ったこともあります。
4. 休みが取りにくい
「有給?減るから使うな」
「休むと迷惑かかる」
こんな空気が当たり前でした。
僕も「休んだら誰がカバーするの?」と言われて予定を諦めたことが何度かあります。
特に家族がいたら本当にキツいのではないでしょか。
5. スキルが伸びない
同じ処方、同じ科ばかりだと頭打ちになる。
「このままでいいのか?」と不安でした。
異動希望を出しても通るとは限らない。
教育研修も形式だけ。
成長したいのにできないもどかしさ。
6. 会社の古いルールに縛られる
「まだこれ紙でやるの?」
「意味ない会議多すぎない?」
改善を提案しても「今までこうだから」の一言で終わる。
現場の負担を理解してくれない感じに本当にイライラしました。
7. 昇進しにくい
ポストが詰まってるから上がれない。
上の人が辞めないと昇進できない。
評価も「現場を知らない人」が決める。
頑張る意味がわからなくなる瞬間がありました。
8. 経営の都合で振り回される
「来月から異動して」
「人件費削減でシフト減らす」
経営判断は仕方ないけど、生活も家族もある。
急に変えられて振り回されるのはしんどかった。
9. 仕事の幅を選べない
「在宅をやりたい」「OTCも学びたい」。
でも会社の都合で「無理」。
キャリアを自分で設計できないもどかしさは大きかったです。
10. 自分の時間を自分で決められない
シフト、有給、残業。
全部「会社の都合優先」。
家族の予定も趣味も後回し。
責任ある仕事だからこそ、ちゃんと休みたかったです。
フリーランス薬剤師の悩み6選【リアルな本音】
1. 案件がないと生活に困る
これはマジでリアルです。
案件がなくなると収入がゼロになる。
プータロー状態が続くと、手が震えるほど不安になります。
生活費、家賃、家族のことを考えると夜も眠れなくなるレベルです。
2. 確定申告がめんどくさい
自分で全部やらないといけない。
税務署にも行くし、帳簿をつけるのも全部自己責任。
最初は用語すらわからなくて検索しまくりました。
「これは経費?」「これは課税?」頭が痛くなる。
3. 開業届やインボイスなど手続きが多い
税務署、市役所、いろんなところを使う機会が増える。
開業届、青色申告、インボイス登録、簡易課税の選択。
会社員時代は全部会社がやってくれたけど、フリーランスは全部自分。
本当にめんどくさいんです。
4. 体調崩したら自己責任
会社員なら有給や病休があるけど、フリーランスはない。
38度近い熱が出たときも「どうしよう、これで仕事切られたら?」って本当に焦りました。
健康管理がめちゃくちゃ大事。
5. 「できる前提」で契約されるプレッシャー
フリーランスって「ある程度できる人」として契約される。
即戦力を期待される。
わからないことを素直に聞ける雰囲気じゃないこともある。
「こいつ、思ったよりできないな」って思われたら次がない。
めちゃくちゃプレッシャーを感じます。
6. 営業して契約を取る必要がある
案件は勝手には来ません。
自分で「やらせてください」と営業する必要がある。
報酬交渉も怖い。
「高すぎると思われないかな」「失礼じゃないかな」とか不安だらけ。
でも言わないと自分が損する世界です。
まとめ:どっちも悩みはある。でも…
正直、会社員もフリーランスもそれぞれ悩みはあります。
どちらが正解なんてない。
でも僕はこう思います。
会社員の悩み : どうにもならない悩みが多い
フリーランスの悩み : 自分でなんとかできる悩みが多い
フリーランス薬剤師を推しまくってるわけじゃないですよ?笑
不安も手続きの面倒もあるけど、相手を選べる、働く時間を選べる、条件を交渉できる。
すべて自分で決めて、責任を取る。
それができる働き方が、僕には合っていました。
どっちがいいかは自分次第。
どっちも悩みはあるからこそ、「自分は何を大事にしたいか」を考えて決めてほしい。
僕は、何とかならない悩みで悩むより、何とかなる悩みを乗り越える働き方の方が、人生楽しいと思ったのでフリーランスになりました。
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