「フリーランス薬剤師って薬局側から見て本当にお得なの?」
そんな疑問に、実際に現場で働く僕が答えます。
結論から言うと、条件次第ではフリーランス薬剤師は最もコスパが良いです。
この記事では、薬局側の立場から見た「経済的メリット」をしっかり掘り下げ、派遣・正社員・パートと比較していきます。
結論:フリーランスは“短期的な即戦力”としてコスパ最強
まずざっくり言うと、
- 長く働くなら正社員がコスパ◎
- 短期で即戦力を求めるなら、フリーランスが最も効率的
では、数字を交えて詳しく見ていきましょう。
比較1:1時間あたりのコスト(おおよそ)
雇用形態 | 時給相場 | 薬局の負担(概算) | 備考 |
---|---|---|---|
正社員 | 2,000〜2,800円 | 社保・賞与込みで3,000円超も | 長期前提 |
パート | 2,000〜2,500円 | 時間給+交通費など | 比較的安価 |
派遣 | 4,000〜5,000円 | マージン込みで割高 | 柔軟性あり |
フリーランス | 3,500〜4,500円 | 実費のみ(社保なし) | 明朗会計 |
ポイント:派遣よりフリーランスの方が実負担が軽い!
派遣はマージン30〜40%が発生しますが、フリーランスは全額本人に支払えるため、同じ時給でも実働の質が高く感じられます。

派遣薬剤師とフリーランス薬剤師の違いを徹底比較|どちらが自分に合っている?
派遣薬剤師とフリーランス薬剤師の違いを、両方経験した現役薬剤師がリアルに比較。報酬形態、契約交渉、自由度の違いを実体験をもとに解説します。
比較2:事務コストと契約の柔軟性
項目 | 正社員 | パート | 派遣 | フリーランス |
---|---|---|---|---|
契約の柔軟性 | △ 雇用契約 | ◯ 勤務調整可 | ◎ 派遣会社経由 | ◎◎ 業務委託で柔軟対応 |
社会保険 | 加入必須 | 条件により加入 | 派遣会社が対応 | 本人が自分で加入 |
残業対応 | 基本的に必須 | 応相談 | 応相談 | 基本ナシ |
短期導入 | 難しい | 可だが教育必要 | 可能 | ◎ 即戦力で対応 |
ポイント:フリーランスは契約がシンプルで柔軟性が高い!
就業規則の縛りがなく、業務委託契約で済むため、経営者側の負担も少なく済みます。
比較3:教育・定着コスト
薬局にとって大きな悩みは「人材教育」と「離職リスク」。
- 正社員:教育コストが高く、辞められると痛手
- パート:長期的な定着に不安あり
- 派遣:教育は不要だが、入れ替わりが激しい
- フリーランス:初日から即戦力で動ける
ポイント:教育不要、即戦力前提の安心感!
僕自身、ピッキング・監査・投薬すべて初日から対応しています。
現場で感じたメリット(体験談)
実際、知り合いの紹介で薬局経営者の方と話したときに、こんな話を頂きました。
「派遣だとマージンが高くてもったいないから、直接契約でお願いできない?」
そのときはテンプレートの契約書をこちらで用意。
「交渉しやすいし、条件も明確」と喜ばれました。
まとめ:必要なときに、必要なだけ頼める合理性
正社員やパートは安定した人材確保に向いています。
しかし、以下のような場面ではフリーランスが最適です。
- 繁忙期に人が足りない
- 急な欠員で困っている
- 即戦力がほしい
フリーランス薬剤師は“必要なときに、必要なだけ”動いてくれる柔軟な選択肢です。
「試しに1日だけでもお願いしてみようかな?」
そう思ったときが、タイミングかもしれません!
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