フリーランス薬剤師は生活できる?お金の不安と現実をリアルに解説

お金関係

はじめに

※自己紹介は読み飛ばしてOKです!

はじめまして。Pharmalance(ファーマランス)代表の橋本です。
大手薬局で3年間勤務した後、「もっと自由に、主体的に働きたい」という思いからフリーランス薬剤師として独立しました。

現在は複数の薬局と業務委託契約を結び、スケジュールも報酬も自分で決めながら働いています。

とはいえ、独立前はいろんな不安がありました。なかでも一番大きかったのが「お金の不安」です。
「本当に生活できるのかな?」
「固定給がなくなるって、怖すぎる…」

今回は、そんな僕の実体験をもとに「フリーランス薬剤師とお金のリアル」について正直にお話しします。

結論:やり方次第で、生活できます

まず結論から。フリーランス薬剤師でも、やり方次第で十分生活できます。
むしろ工夫次第では、会社員よりも収入と自由のバランスが取れた暮らしができると感じています。

ただし、会社員と違って「お金をもらう・守る・増やす」すべての責任が自分にあります。
契約の管理、請求書の発行、税金や保険の手続きも全部自分。
それでも僕は、自分で人生を設計していけるこの働き方に、大きな価値を感じています。

実際、どれくらい稼げるの?

僕のフリーランス1年目の実例は、こんな感じでした:

  • 時給:3,500円(税抜き)前後
  • 週5日稼働で月収:約60〜75万円(税抜き)
  • 税金や経費を差し引いた手取り:約45〜55万円前後

※すべて個人契約ベース。派遣会社などの中間業者を挟まずに報酬を直接受け取っているため、単価は高めです。

「派遣の方が安定してるんじゃ?」という方もいるかもしれませんが、実は直接契約の方が時給は高く、交渉も柔軟にできるというメリットがあります。


不安だった時にやった3つのこと

僕も最初は、「契約が切れたらどうしよう…」とビクビクしていました。
そこで、以下の3つを早めに行ったことで、精神的にも金銭的にも安定感が出ました。


① 固定費を見直す

家賃・通信費・保険・サブスクなど、毎月の出費を徹底的にチェック。
「最悪、月20万円で生活できる」状態を自分で把握したことで、かなり気が楽になりました。

具体的には:

  • 格安SIMに変更
  • 使ってないサブスクを解約
  • コンビニでの無駄遣いを減らす

これだけでも月に3万円は浮きました。


② 複数の薬局と関係をつくる

一箇所に依存しない働き方を意識。
常勤ではなくても、3〜5件の薬局と良好な関係を築いておくことで、契約が途切れてもすぐにカバーできる体制をつくりました。

単発応援や短期契約も積極的に活用。
また、薬剤師会に加入して、経営者とつながることで直接契約に結びつくこともあります。

とにかく、「動いて、人と会う」が近道です。


③ 小規模企業共済・国民年金基金を活用

将来の備えとして、いわゆる“退職金代わり”に加入しました。
毎月積み立てつつ、所得控除として節税もできるのが魅力。

フリーランスは“入ってこないお金”より“出ていくお金”をどう管理するかが大事。
税金対策も含め、早いうちから整えておくと安心です。


フリーランス薬剤師は「収入をデザインできる」働き方

「本当に生活できるの?」という不安の裏には、
「収入が安定しない」「読めないのが怖い」という気持ちがあると思います。

でも、言い換えれば、「収入も働き方も自由に設計できる」のがフリーランスの良さです。

  • 月に何日働くか
  • 単価の高い依頼だけ受けるか
  • ブログ・SNS・副業で複数収入源を持つか

すべて、自分で決められます。
“収入をコントロールできる”という感覚は、想像以上に自信になります。


生活を支える「複業」の視点

僕は薬剤師の仕事と並行して、ブログ・SNSでの発信も行っています。

  • 実体験を記事にして広告収入を得る
  • 使ってよかった本やサービスを紹介してアフィリエイト収入を得る
  • ゆくゆくはフリーランス薬剤師と薬局をつなぐコミュニティ運営を目指す

最初はもちろんゼロですが、積み重ねることで“自分自身がブランド”になっていく感覚があります。


まとめ:不安があるなら、まず“半歩”動いてみる

お金の不安は、頭の中で考えているだけでは一生なくなりません。

でも、小さな一歩で見える景色は変わります。

  • 単発の派遣を試してみる
  • 先輩フリーランスに話を聞いてみる
  • 自分の家計を整理してみる

すべてが一気に変わるわけじゃなくても、“半歩”踏み出すことで、未来に近づいていけます。

このブログでは、今後もフリーランス薬剤師としてのリアルや、お金・契約・生活の知恵を発信していきます。

あなたの不安が、少しでも軽くなりますように。

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