はじめまして(※読み飛ばしOK‼)
こんにちは。Pharmalance代表のはしけんです!
現在はフリーランス薬剤師として、複数の薬局をラウンドしながら働いています。
もともとは大手薬局に勤めていましたが、「もっと自由に働きたい」という気持ちから独立。
開業届も税務管理も、すべて自分でやっています。
今日は、僕が個人事業主として独立する時に一番気になっていた「お金」について書きます。
「個人でやるにはどれくらい資金が必要なんだろう?」
そんな不安を持つ方に、僕の実体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
結論:必要なのは「生活防衛資金」だけ
よく「独立ってお金かかるでしょ?」と言われます。
たしかに会社設立や店舗を構えるなら、数百万〜数千万円の「開業資金」が必要です。
でも、僕のようにフリーランス薬剤師として始める場合に必要なのは、生活防衛資金だけでした。
つまり、最初に仕事が決まらなくても生活できるだけの貯金。
この“安心の土台”があるかどうかで、独立後の行動スピードはまったく変わります。
💡 生活防衛資金とは?
要するに「食いっぱぐれないようにするためのお金」です。
フリーランス薬剤師は契約が切れたら翌月の収入がゼロになるリスクがあります。
そのときに頼れるのが 生活防衛資金。
目安は 生活費の3〜6か月分。
家賃・食費・通信費など、最低限の出費をまかなえる額を確保しておくと、
「案件が途切れても大丈夫」という安心感につながります。
僕の場合は、6か月分を目安にしました。
なぜなら「半年あれば必ず次の案件は見つけられる」と思えたからです。

安心材料を持ちながらも、「早く案件を取らないと生活費が減っていく」という焦りが行動力につながったんです。
僕のリアルなケース
実際に計算した数字はこちらです。
- 月の支出:23万円(家賃・食費・通信費・積立NISA含む)
- 安心できる金額:23万円 × 6ヶ月分=約138万円
このくらい貯めておけば、仕事がすぐに決まらなくても焦らず動けます。
事実、僕は独立直後の4週間、案件が取れずに不安でいっぱいでした。
「このままじゃ生活できなくなるかも」
「親になんて説明すればいいんだろう」
そんな気持ちに押しつぶされそうになりました。
でも、口座に138万円あったことで、「まだ半年はいける。落ち着いて探そう」と思えたんです。
生活防衛資金は、ただのお金ではなく“心の余裕”そのものでした。
初期費用は意外と少ない
独立にあたって実際にかかった初期費用はこんな感じです。
- 開業届:無料
- 青色申告:無料(申請のみ)
- 会計ソフト:月1,000〜2,000円
- 賠償責任保険:年1万円前後
- 勉強のための書籍:約2万円
- 新しく買った仕事道具:約3万円
- カフェ代などの作業費:約1万円
→ 合計してもたいした額ではありません。
「お金がないから独立できない」とは言えないレベルでした。

ここで一度、家計簿を見直して
「自分は1か月にいくら必要なのか?」を試算してみるのもおすすめです。
家賃・食費・通信費・保険料などを書き出してみると、
「思ったより使ってないな」「固定費を削ればもっと余裕ができるな」
と新しい発見があります。
無駄な出費を見直すと気持ちも変わる
独立を決めてから、僕はお金の使い方を見直しました。
- 浪費の例:なんとなく続けていたサブスク、コンビニのついで買い、何となく行くファストフード
- 消費の例:家賃・光熱費、食費(自炊)、通信費(スマホ・Wi-Fi)
浪費を削って、消費と投資(勉強や仕事道具)に回すようにしただけで、
「自分は本気で挑戦してるんだ」と思えるようになったんです。
お金の管理は、単に数字の問題じゃなく、自分の覚悟を形にする行為でした。
まとめ:行動すれば、お金の不安は消える
必要なのは、開業資金ではなく 生活防衛資金。
あなたの1か月分の生活費×6 ほどのお金です。
僕の場合は138万円でスタートしました。
「独立したいけどお金が不安」
そう思うなら、まずは生活費の見直しと貯金から始めてみてください。
悩んでいる間にも時間は過ぎていきます。
準備を整え、まずは動いてみる。
その一歩が、想像以上にあなたを強くしてくれるはずです。
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