フリーランス薬剤師3か月目。これまで大変だったことランキング

働き方

こんにちは、Pharmalance(ファーマランス)のはしけんです。
2025年4月に会社員薬剤師を辞め、フリーランスとして開業しました。
「もっと自分で選び、主体的に働きたい」と思ったのがきっかけです。

開業直後の1か月間は、仕事の予定が真っ白でいわゆる“プータロー”状態。
「このまま仕事がなかったらどうしよう…」という不安と戦いながら、少しずつ準備を進めてきました。
今では契約先も見つかり、ありがたいことに忙しく過ごせていますが、振り返ると大変なことだらけの3か月でした。

今回はその中から、「フリーランス薬剤師になって大変だったことランキング」を正直にお話ししようと思います。
これからフリーランスを目指す方の参考になればうれしいです。


第6位:それぞれの会社のルールを覚えること

フリーランス薬剤師として複数の薬局に入ると、
「薬歴の書き方」「一包化の手順」「レセコンや薬歴ソフト」など、会社ごとに微妙に異なるルールに直面します。

特に最初の頃は、

  • 「この薬歴コメントは店舗ごとのフォーマットに合わせるべき?そもそも薬歴ソフトが慣れない。」
  • 「この一包化の印字は正しい?」

と、細かいことを確認する必要がありました。

アドバイス
初日からすべてを完璧に覚えようとせず、**“重要ポイントだけメモ”**して仕事後に復習すると、頭の中が整理されやすいです。


第5位:通勤

僕は主に関西圏で働いていますが、
フリーランスになってからは毎回勤務地が変わるので、通勤ルートもその都度考えないといけません。

朝の満員電車は体力を削ります。
そこで僕は混まない路線を選ぶ、混雑時間をずらして移動する工夫をしています。
「早く着きすぎてもカフェで朝活できるし、ブログも書ける」

——こう割り切ると、通勤が少しだけ前向きになりました。


第4位:仕事を詰めすぎて体調を崩した

6月のある週、月〜金10.5時間+土曜3.5時間という超ハードスケジュールを組んでしまいました。
「稼げるときに稼ごう!」という気持ちが強すぎた結果、案の定、体力が尽きて熱を出してしまったんです。

そこから学んだのは、体力こそ最大の資本だということ。
移動や立ち仕事が多いので、睡眠・食事・適度な運動を意識して、体調を整えることが大事だと痛感しました。


第3位:簡易課税や確定申告、経費関連など、税金の調査

フリーランスになると避けて通れないのが税金の壁
僕は事前に調べた結果、簡易課税制度を選びました。理由はシンプルで、手残りが多くなるから。

経費に関する疑問も都度、上がってきます

  • 「どこまで経費として認められる?」
  • 「薬剤師仲間との会食は経費計上できる?」

といった細かい疑問が多く、会計ソフト(マネーフォワード)を使いながら少しずつ勉強中です。

アドバイス
税務は独学よりも、税理士の無料相談や国税庁のページをうまく使うと効率がいいです。


第2位:開業届・インボイスなどの手続き

開業届、青色申告、インボイスの登録……
これらを一度に調べて手続きをするのは、想像以上に大変でした。

特にインボイス制度は、薬局からも「登録済みか?」と確認されることが多いので、フリーランス薬剤師として必須の準備です。

アドバイス
最初の1か月でまとめて処理しておくと、後がラク。
僕は開業直後に動けず、後回しにしたせいで余計に焦りました。


第1位:最初の契約を取ること

これがダントツで大変でした。
派遣の単発勤務に行った際、事務さんから紹介してもらったご縁が、最初の契約につながりました。

でもその時は、

  • 「自分の働き方に需要はあるのか?」
  • 「契約してもらえるレベルに達しているのか?」

と、毎日不安でした。

フリーランスは“営業”という感覚がないと厳しいと痛感しました。
名刺やメール対応も丁寧にして、「この人なら安心して頼める」と思ってもらうことが一番大事です。


まとめ:フリーランス薬剤師を目指す人へ

この3か月で思ったのは、
「不安を抱えながらも行動することでしか道は開けない」ということです。

最初の契約を取るまでは、
「本当にやっていけるのか?」と不安で押し潰されそうでした。
でも、動いて人と話し、現場に入るたびに少しずつ世界が広がりました。

これからフリーランス薬剤師を目指す方へ、僕からのアドバイスは3つです。

  1. 動きながら学ぶ:開業届やインボイスは「とりあえずやってみる」。
  2. 体調管理を最優先にする:体が資本。無理なシフトは避ける。
  3. 小さな信用を積み重ねる:名刺・連絡・現場対応の丁寧さは、必ず次の仕事につながる。

これからも失敗や学びを発信していきますので、同じように悩んでいる方はぜひ一緒に走っていきましょう。

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