ある日届いたメッセージ
ある日届いたメッセージ
先日、薬剤師の友達からLINEが来ました。
通知を開くと、こんな文章が。
正直なところフリーランスは俺にでも出来るんじゃないか…?って思ってたんだけど、
記事にはしけん(筆者)は15以上の薬局を転々としたって書いてて無理かもとも思っています。
経験したのは1.5年の病院門前で精神科以外を勉強して、
2年で4科目門前で管薬と地域体制加算と経営について勉強したんですが、
これでも戦えますか???
これを読んだ瞬間、僕の頭に浮かんだのはただ一言。
「できるに決まってる。いや、むしろ適性しかない」
なぜそんなに断言できるのか。
理由はシンプルで、経歴の長さよりも「経験の濃さ」と「人間的な強み」がすでに揃っているから。
経歴を整理してみると…
友達のこれまでを時系列で整理してみましょう。
- 病院門前で1.5年勤務
精神科以外の多科目処方に触れ、短期間ながら幅広い薬を集中して学んだ。 - 2年間で4科目門前を経験
耳鼻科・内科・整形外科・皮膚科など、まったく異なる診療科の処方や患者層に対応。
科目ごとのクセや注意点を把握している。 - 管理薬剤師(管薬)経験
在庫管理・発注・人員配置・監査対応…店舗運営の中核を担った。 - 地域支援体制加算の取得
条件を理解し、現場で取得まで導いている。
これ、年数は短めでも中身はかなり濃い。
現場経験者から見れば、即戦力の条件が揃っていると言えるレベルです。
でも本当にすごいのは「経歴」じゃない
僕が「彼なら絶対にやっていける」と確信するのは、数字で測れない部分にあります。
いわば、人間としての資質です。
僕から見た彼はこのような人物です。
- やろうと思った時の行動力がすごい
「やってみよう」と思った瞬間に動ける人は、フリーランスの世界で成功しやすい。
待っていても仕事は来ないからこそ、この即行動力は最大の武器。 - 物おじせず試せる
初めての薬局や新しいシステムに臆さない。
変化を恐れない姿勢は、派遣・業務委託の現場での適応を早める。 - 情報収集能力が高い
契約条件、相場、税務知識などを自分で調べられる。
これは独立後の交渉やトラブル回避の生命線。 - コミュニケーション能力が高い
患者さんだけでなく、経営者やスタッフとも自然に信頼関係を築ける。
契約更新や次の仕事の紹介は、この“人間関係力”から生まれることが多い。 - 好奇心が強い
未知の業務や診療科に興味を持ち、自ら学びにいく。
新しい現場での吸収スピードは、この好奇心がある人ほど速い。
彼の良いところはたくさんあるのですが、きりがないので仕事に役立ちそうなのだけ
ピックアップしています。
「できない」と思わせてる壁は意外と低い
フリーランスに挑戦しようとすると、多くの人はこう考えます。
- 「経歴が短いと仕事が来ないのでは?」
- 「現場で通用しないかも…」
- 「契約が途切れたらどうしよう」
僕も最初は全く同じことを思っていました。
でも実際にやってみると、この壁のほとんどは“やる前に勝手に高くしていた”だけだと気づきます。
彼がフリーランス薬剤師として戦える理由5つ
改めて、彼が戦える理由をまとめます。
- 経験の密度が高い
複数科目・管薬経験は、現場から見れば即戦力。 - 現場適応力がある
異なる診療科でもすぐに馴染み、戦力化できる。 - 経営視点を持っている
加算や運営知識は経営者から高く評価される。 - 人間力がある
行動力・物おじしない姿勢・コミュ力・好奇心。これらは契約チャンスを引き寄せる。 - 足りない部分は現場で補える
フリーランスは「学びながら稼ぐ」が当たり前。
僕自身の経験からも言えること
僕も最初の現場はすこし緊張しました。
「この薬歴システム、触ったことない…」
「スタッフの名前覚えられない…」
そんな状態でも、1週間後には流れが掴め、2週間後には普通にシフトを回せていました。
そして気づいたのは、完璧な準備は不可能だということ。
それなら、やりながら穴を埋める方が早い。
迷っている時間は、挑戦できる時間
資格さえあれば始められるのがフリーランス薬剤師。
もちろんリスクはあるけれど、それを減らす方法もある。
- 最初は短期契約で試す
- 複数の薬局と同時に契約して収入を分散
- 得意分野を武器にする
最後に、友達へ
経歴は短くても濃い。
そして、行動力・物おじしない姿勢・情報収集力・コミュ力・好奇心という、年数では買えない武器がある。
フリーランスに必要なのは、完璧な準備じゃなくて、やる覚悟。
不安はやってから潰せばいい。
その行動力と好奇心があれば、必ず戦える。
僕はそう信じています。
もし本気でやると決めたら、いつでも背中を押す準備はできています。
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