選ばれるフリーランス薬剤師とは?“価値ある人材”になるための8つの視点

仕事術

はじめに(※読み飛ばしOKです)

こんにちは。Pharmalance(ファーマランス)を運営している橋本です。
私は会社員薬剤師からフリーランスへ転向し、現在はフリーランスとして全国各地の薬局で業務委託契約を結びながら働いています。

フリーランス薬剤師として働くと、ただ薬剤師免許を持っているだけではなく、**「選ばれる存在」**であることが非常に重要になります。

なぜなら、フリーランスは雇用ではなく契約ベースの関係だから。薬局側も「またお願いしたい」と思える人材を求めており、価値のある薬剤師は次々に仕事を得ていきます。
私もそうなれるように日々努力してます。

では、選ばれる薬剤師になるためには、どんな視点が求められるのでしょうか?
今回は、私自身が見てきた・経験してきた現場のリアルをもとに、価値のあるフリーランス薬剤師の特徴を8つにまとめてご紹介します。


処理スピードが速く、ミスが少ない

調剤の現場は、処方せんの波が突然やってくることも多いもの。
そんな中で重宝されるのは「スピード」と「正確さ」の両立ができる薬剤師です。

  • 処方せんが多い日でも安心して任せられる
  • ミスの少なさは信頼そのもの
  • 特に人手不足の薬局では即戦力として重宝される

スピードは効率の証、正確さは信用の証です。


誠実で丁寧、人として信頼される

スキル以上に重要なのが「人として信頼されるかどうか」。
一緒に働くスタッフや患者さんとの関係性は、日々の対応の積み重ねで決まります。

  • 嘘をつかない、誠実な対応
  • 丁寧な言葉遣いや接遇
  • 報連相を怠らず、ミスは素直に報告する

「またお願いしたい」と思ってもらえるのは、こうした基本が徹底されている人です。


在宅の現場でも動けて、運転もできる

最近は在宅業務を請け負う薬局も増えており、**“外に出て動ける薬剤師”**のニーズは高まっています。

  • 施設在宅・居宅訪問の経験がある
  • 車の運転ができ、現場に柔軟に対応できる

在宅医療に慣れていると、それだけで案件数が一気に広がるのが実感としてあります。


管理薬剤師経験があり、どの薬局にもなじみやすい

管理薬剤師を経験している人は、店舗運営や業務全体を理解しているため、どの現場でも「場の空気を読む力」があります。

  • 初めての薬局でもすぐに適応できる
  • 求められる役割を察知し、柔軟に動ける
  • 応援や代務にも強い

「柔軟さ」は、フリーランス薬剤師としての必須スキルです。


コミュニケーション力が高く、現場になじむのが早い

技術や知識だけでなく、「場に溶け込む力」も仕事のしやすさに直結します。

  • はじめてのスタッフとも円滑に会話できる
  • 指示待ちではなく、自分から声をかけて動ける
  • 空気を読み、和を乱さない

「感じがいい薬剤師さん」と思ってもらえるかどうかが、継続依頼の分かれ道になります。


薬剤師歴が長く、経験値が豊富

難しい処方や突発的な対応が求められる場面でも、冷静に対応できるベテランはやはり重宝されます。

  • 一包化や在宅、夜間当番などにも慣れている
  • 若手へのちょっとしたフォローができる
  • 総合的に判断力が高く、任せられる

もちろん年数だけではなく、「どんな経験を積んできたか」がカギです。


調剤報酬取得に貢献できる

薬局側から見て“ありがたい存在”なのが、「点数を意識して動ける薬剤師」です。

  • 服薬指導の記録が丁寧で算定につながる
  • 疑義照会を積極的に行い、適切な対応ができる
  • 特定加算や在宅報酬などを理解している

ただ調剤するだけでなく、「点数が取れる薬剤師」=利益に直結する人材は、どの薬局でも歓迎されます。


積極的に動く姿勢がある

与えられるのを待つだけでなく、自分から動ける人。
フリーランスでは、この「姿勢」が圧倒的に差を生みます。

  • 自分から声をかけて仕事を拾う
  • 少し早く出勤して状況確認するなど、配慮ができる
  • 常に「貢献できること」を考えながら動く

「自分から動ける人=信頼される人」です。


まとめ|“選ばれる薬剤師”は、日々の姿勢でつくられる

フリーランス薬剤師にとって、「仕事がある」ことは当たり前ではありません。
スキルだけでなく、信頼・対応力・柔軟性など、**“総合力”**が問われる働き方です。

だからこそ、自分の強みを明確にし、日々の現場で少しずつ「価値のある存在」になっていくことが大切です。

この投稿が、「選ばれる薬剤師になるにはどうすればいいか?」と考えるきっかけになれば幸いです。

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