自己紹介
こんにちは、Pharmalanceのはしけんです。
僕は2025年の5月からフリーランス薬剤師として活動しています。
このたび、6月から契約していた薬局様とのご縁が、9月いっぱいで終了となりました。
理由はM&Aによる経営者交代です。
契約期間の思い出
今回の薬局は、一人薬剤師と事務さん一人という少人数体制。
使ったことがなかったYUYAMAの分包機が設置されていて、最初はかなり不安でした。
ですが、社長が丁寧に操作を教えてくださったおかげで、初日からスムーズに働くことができました。
外来だけでなく、個人在宅も数件。患者さんや地域の方々はみんな温かく、薬局のファンも多かった印象です。それもやはり、社長が長年かけて築かれてきた雰囲気のおかげだと思います。
人格者の社長との出会い
社長はまさに THE・リーダー という存在でした。
常に人に寄り添い、厳しさと優しさを兼ね備えた方。人間味があって懐が深く、誰もが安心してついていける雰囲気を自然に作り出していました。
そんな社長のもとで働く従業員さんたちは、本当に楽しそうで、誇らしげで、生き生きしていました。
それを見ているだけで「ここは単なる職場じゃなく、居場所なんだ」と感じたんです。
「この社長の下で働けるのは幸せだろうな」──僕も心からそう思いましたし、実際に短い期間でもその空気に触れられたことを、薬剤師人生の財産だと感じています。
ただ一つ心残りなのは、僕の得意分野でもある服薬情報提供料や服用薬剤調整支援料の取得に、今回は十分に貢献できなかったことです。
もっともっとお役に立ちたかった…。それが正直な気持ちです。
贈り物に込められた想い
契約最終日に、社長からポーチをいただきました。
シンプルだけど実用的で、手にした瞬間に「これをくださる社長の気持ち」に胸が熱くなりました。
僕はこのポーチを、薬剤師人生を終えるその日まで小道具入れとして使い続けたいと思います。単なる持ち物ではなく、自分にとっては「初心を忘れないための象徴」です。

フリーランス薬剤師としての気づき
今回改めて感じたのは、「誰のために働くか」の大切さです。
フリーランス薬剤師は、契約の自由度が高い分、環境や人間関係が仕事の充実度を大きく左右します。
この人のために頑張りたいと思う社長や従業員さんと出会えたとき、仕事は何倍も楽しくなる
この人のためには頑張れないと思う環境だと、どれだけ条件がよくても続けるのはしんどい
今回の薬局での経験は、その真実を強く実感させてくれました。
学び
社長から伺った話では、過去には「高額すぎて契約しづらいフリーランス薬剤師」もいたとのこと。
やはり大事なのは、自分がどんな価値を提供できるのかを常に考え、それを形にしていくことだと学びました。
フリーランス薬剤師という働き方は「自由」と「責任」が背中合わせ。今回の出会いを通して、その意味を改めて噛みしめています。
僕はこの経験を糧に、さらに成長して、また違う形で今回の社長に貢献できる日を目指します。
そして、このポーチを手にするたびに、あの薬局での学びと、社長からの温かい気持ちを思い出すでしょう。
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