「管理薬剤師の経験がないと、フリーランスにはなれない?」
「肩書きがないと薬局に相手にされないんじゃ…?」
僕も、フリーランスになる前にこういった不安をたくさん感じていました。
今回はその疑問に対して、実際に管理薬剤師の経験ゼロでフリーランスとして働いている僕の視点から、リアルにお答えします。
結論:管理薬剤師の経験は、フリーランス薬剤師に“必須ではありません”
実際、僕は大手薬局で3年間勤務したあと、管理薬剤師経験ゼロのままフリーランスに転向しました。
ですが、それで困ったことはありません。
なぜなら、フリーランス薬剤師に求められているのは“管理”よりも“現場で動ける力”だと思うからです。
自己紹介(読み飛ばしてOKです)
こんにちは、フリーランス薬剤師の橋本です。
大手チェーン薬局に3年勤務したあと、「もっと自由に、主体的に働きたい」と思い、2025年に独立。
現在は複数の薬局と業務委託契約を結び、加算提案・在宅支援・現場のフォローなどを通して「この人に来てもらえて助かった」と思ってもらえる働き方を目指しています。
管理薬剤師の経験がなくても、フリーランスとして働ける理由
管理薬剤師は、店舗全体の運営や人材マネジメント、行政対応などを担うポジションです。
一方、フリーランス薬剤師(業務委託)は、店舗運営の責任を負わず、あくまで「即戦力」として現場で力を発揮することが求められます。
つまり、必要とされているのは:
- ピッキングや投薬など、即日から業務を回せるスキル
- 加算取得や在宅など、薬局の利益に直結する動き
- 社員やパートと円滑に連携できるコミュニケーション力
- 積極性と安定感のある仕事ぶり
こういった“実務力”で信頼されれば、管理経験があるかどうかは問題になりません。
僕自身、昇格経験ゼロでした
正直に言うと、僕は会社員時代、一度も昇格したことがありません。
周りの同期が「副主任」や「主任」に昇格していく中、自分だけはずっとそのまま。
管理薬剤師どころか、リーダー職すら経験していませんでした。
でも、フリーランスになって気づいたんです。
「肩書きより、現場で価値を出せるかが全て」
薬局が求めているのは、“肩書きの立派さ”ではなく、
“来てくれて助かる人”かどうか、です
管理薬剤師の経験より大切な「4つの力」
以下は僕が独立してから意識して伸ばしてきたポイントです:
✅ ① 現場に即応できる力
初日から薬歴をこなせる、投薬に入れる、現場の流れを止めない。
それだけでかなりの信頼を得られます。
✅ ② 加算取得・在宅の提案力
服薬支援加算、地域支援体制加算、トレーシングレポート…。
ただ業務をこなすだけでなく、“収益に貢献する薬剤師”として動くことで重宝されます。
✅ ③ コミュニケーション力
社員・パートさんとの関係構築は超重要。
「ちゃんと報連相できる」「誰にでも話しかけられる雰囲気を持っている」
そんな存在はどこに行っても歓迎されます。
✅ ④ 自己管理力・責任感
遅刻・欠勤をせず、報連相をしっかり行い、現場に安心感を与える。
「お願いしてよかった」と思ってもらえる振る舞いを常に意識しています。
もちろん、管理薬剤師経験があるに越したことはない
管理経験がある方は、店舗運営の目線や労務知識などが強みになります。
「薬局全体を俯瞰する力」があるのは確かです。
でも、それがなかったからといって、フリーランスになれないわけではありません。
僕のように、ゼロからでも信頼を積み重ねて契約を続けることは十分に可能です。
まとめ
- フリーランス薬剤師に管理薬剤師経験は必要ありません
- 僕自身も経験ゼロからスタートしましたが、問題なく働けています
- 大事なのは、現場で価値を出せる“実務力”と“信頼感”
- 肩書きにとらわれず、自分のスキルを磨いていくことがフリーランス成功のカギ
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