フリーランス薬剤師って大変?会社員と何が違うのか実体験で語ります

働き方

「フリーランスって、なんか大変そうだよね…」

会社員として安定した職場で働いていると、ふとしたときにそんな不安がよぎるかもしれません。
実際、僕も最初はそう思っていました。

「手続きとか請求とか全部自分で? しかも、仕事も自分で探すの?」
…それ、めっちゃ大変じゃない?

今回は、会社員からフリーランス薬剤師になった僕が、「たしかに大変。でも、それ以上に得られるものがある」という話を、体験談ベースでお伝えします。

結論:大変な面はある。でも、自分の人生を自分で選べる

はじめに結論から言います。

フリーランス薬剤師は、たしかに大変な面があります。
でも、その大変さを超えたところに、「自由」と「成長」が待っていました。

会社員時代とはまったく違う景色。
自分で選び、自分で働く。
その感覚が、じわじわと自分の人生を変えていくのを感じています笑

会社員とフリーランス薬剤師の違いを比較してみた

項目会社員薬剤師フリーランス薬剤師
給与固定給+賞与あり単価交渉で変動(自分次第)
時間の自由有給は事前調整が必要契約の合間で自由に休める
安定性月給・保障あり案件がなければ収入ゼロ
仕事探し配属に従う自分で見つけて交渉する
雇用保険・社会保険会社が手続き自分で手続き・支払い
評価制度上司による評価直接現場での評価が反映される

「どっちがラクか」と聞かれたら、間違いなく会社員の方が守られています。

でも、フリーランスはその分、自分の選択で動けるという魅力がある。
この違いは、想像以上に大きかったです。

「全部自分で」だからこそ、最初は本当に大変だった

開業したばかりの頃。
正直、「え、これ全部自分でやるの?」と愕然としました。

開業届の書き方、税金の管理、保険の切り替え…。
すべてゼロから、動画や本を見て独学で学びました。
誰も教えてくれないし、誰も代わってくれません。

契約書も自作。最初はネットのテンプレを見ながら、試行錯誤しながら書いていました。
トラブルは絶対に避けたい。だからこそ、「書面で残す」ことの重要性を痛感。

なによりも驚いたのは、「働ける場所がないと、収入がない」という事実
会社員のときは“働く場所があるのが当たり前”でしたが、フリーになって初めて、案件を探すこと自体が仕事なんだと気づきました。

最初の契約が取れるまでのリアル

じゃあ、どうやって最初の契約を取ったのか。

僕は、フリーランス薬剤師向けの案件サイトを活用していました。
でも、最初から理想の契約が取れるわけじゃない。
そこで、まずは単発の派遣勤務で実績と信頼を積むところから始めたんです。

ある日、その派遣先で一緒に働いた事務さんから、こう言われました。

「知り合いの薬局、今、人手不足らしいよ」

そこから紹介がつながり、初めて「個人として契約する」という経験をしました。
「フリーランスとして雇ってもらえるのか?」という不安は正直ありました。
でも、「紹介された」という信頼のバトンが、最初の扉を開いてくれました。

不安を減らすために、やっておいてよかったこと

ここまでの話で、「やっぱり大変そう…」と思ったかもしれません。
でも、大変な中にも、ちゃんと“安心材料”を作る方法はあります。

✅ 開業届とインボイス登録を先に済ませておく

信頼される個人事業主として、案件の話が通りやすくなります。

✅ 契約書のひな形を整えておく

毎回ゼロから作らなくて済む&トラブル回避にも役立ちます。

✅ お試しで単発勤務を挟む

初対面でも信頼関係が生まれやすく、あたらしい仕事につながることも。

「自分の人生をコントロールしている感覚」が、何よりの報酬

フリーランスになってよかったと思うのは、働く・働かないを自分で決められるということ。
お互いに性格が合わなければ、無理して続ける必要はありません。

もちろん、まだ「契約を切られた」ことはありませんが、縛られていない感覚は日々の働き方に余裕をもたらしてくれます。

そしてなにより、

「今の自分は、自分の意思で動いている」
そう思えることが、会社員時代にはなかった“心の自由”を与えてくれました。

フリーランス薬剤師になって、人生の舵を握れた話
会社員薬剤師としての違和感から独立。開業届から契約交渉まで、自分で舵を取り始めた実体験を語ります。自由を実感した瞬間とは?

まとめ:たしかに大変。でも、「やってよかった」と思える働き方です

フリーランス薬剤師は、大変です。
税金も契約も、仕事探しも、全部自分でやらなきゃいけません。

でもその分、全部「自分で決められる」自由もある
僕はこの自由を、失いたくないとも思っています。

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