自己紹介(※読み飛ばしOK)
こんにちは。Pharmalance(ファーマランス)代表のはしけんです!
大手薬局で約3年間、調剤薬剤師として勤務したのち、
「もっと自由に、自分の裁量で働きたい」という思いから、2025年にフリーランス薬剤師として独立しました。
現在は複数の薬局と 業務委託契約 を結び、契約・スケジュール・請求・経費管理まで全部自分でこなしながら、
“雇われない薬剤師” の働き方を実践しています。
結論:保険は必須です
フリーランス薬剤師として働くなら、薬剤師賠償責任保険への加入は絶対条件 です。
理由はシンプル。
万が一、調剤ミスや服薬指導の誤りで患者さんに被害が出たとき、
会社員のように「雇用先が守ってくれる」仕組みは一切なく、すべて自己責任になるからです。
フリーランスは契約も税金もスケジュールも自分で管理。
同じように トラブルが起きたときの責任も、すべて自分で引き受ける 必要があります。
想定されるリスク
- 調剤ミスで薬の入れ間違い → 数十万〜数百万円の損害賠償請求
- 在宅・訪問業務での患者対応中の事故やトラブル
- 訴訟に発展 → 弁護士費用・損害賠償の自己負担
こうしたリスクは、普段から真面目に仕事をしていても「ゼロにはならない」んです。
僕自身、文章にしていても正直ゾッとします。
だからこそ、「備え」は絶対に外せない武器 なんです。
保険の選択肢は2つ

1. 日本薬剤師会(地域の薬剤師会経由)
- 加入に少し手間はかかる
- ただし 安心感は大きい
- 地域の勉強会や情報交換の場に参加できる
- 仲間や人脈づくりにもつながる
2. 民間の損保(東京海上・三井住友など)
- 手続きがスムーズな場合もある
- ただし、プランによっては 個人で即加入が難しい ことも
- 在宅・施設対応の範囲は契約時に必ずチェック

僕の感覚では「安パイをとるなら薬剤師会」「手軽さ重視なら民間」という選び方が分かりやすいです。
おすすめは日本薬剤師会です
日本薬剤師会がおすすめな理由
加入の安心感が大きい
地域の薬剤師会経由で加入するため、制度としての信頼性が高く、対応薬局からの安心感も得られます。
→ 「薬剤師会に入ってるなら大丈夫」という評価をされやすい。
フリーランスでも仕事が取りやすい
契約の際に「薬剤師会の保険に入ってます」と伝えると、薬局からの信頼度が一気に高まります。
→ 僕自身も「保険どこですか?」と必ず聞かれた経験あり。
ネットワークが広がる
勉強会や地域の集まりを通じて、経営者や他の薬剤師との人脈が自然にできる。
→ 思わぬところで仕事の紹介につながるケースも。
包括的なサポートが受けられる
保険だけでなく、研修や情報提供、地域医療に関する最新情報など、学びとサポートの機会が多い。

「保険に入る」だけじゃなく、仕事の信頼と人脈まで広がるのが日薬経由の強みです
金額はこんな感じ
日本薬剤師会経由
→ 年額 10,000円前後(プランによって若干差あり)
※地域薬剤師会の会費込みで、実際には「年数万円」になるケースもある。
民間損保(東京海上・三井住友など)
→ 年額 5,000〜15,000円程度
※在宅・施設までカバーするかで金額が変動。
僕がやらかした失敗
独立当初、僕は民間の保険に入ろうと代理店に連絡しました。
ところが返ってきた答えは――
「すぐ入れるプランはありません」
完全に想定外でした。
そこから慌てて薬剤師会に加入して手続きを進めたのですが、
書類のやり取りや承認に時間がかかり、最初の現場入りが2週間遅れてしまった んです。
「もっと早く準備しておけば…」と本気で後悔しました。
まとめ:備えることは働くことの一部
- フリーランス薬剤師なら、保険はスタート前に必須
- 民間 or 薬剤師会、どちらでもいいから「早めに準備」が鉄則
- トラブルが起きる前に入るからこそ、それが「保険」
そしてなにより――
「自分を守る準備」は、安心して挑戦するための力になる。
僕のように出遅れないよう、早めに動いてください。
今は何も起きていなくても、備えておけば自信を持って一歩を踏み出せます。
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