自己紹介(読み飛ばしOKです)
薬剤師3年目で、現在はフリーランス薬剤師として活動中のはしけんです!
関西を拠点に、複数の薬局と業務委託契約を結びながら働いています。会社員時代に感じた働き方の違和感から独立し、今では自由と責任のバランスを取りながら、自分らしい働き方を模索しています。
このブログでは、実体験をもとにした情報や気づきを発信中です。
今回は、タイトルの通り、フリーランス薬剤師が増えることで得られる3つのメリットについて書いていきます。
「フリーランス薬剤師って、なんか不安定そう…」 そんなイメージを持っていませんか?
でも実は、フリーランス薬剤師が増えることには、個人の自由だけでなく、薬局や社会全体にとっても多くのメリットがあります。 今回は、そんな“総合的なメリット”について、3つの視点からわかりやすくお伝えします。
社会的メリット:医療現場に柔軟性をもたらす
今、日本は急速に人口減少・高齢化が進み、地方や中小規模の薬局では人手不足が慢性化しています。固定の正社員雇用だけでは、こうした変化に対応しきれない状況です。
そこで、フリーランス薬剤師という働き方が選択肢として広がることで、より柔軟で機動力のある医療体制が実現できます。たとえば、「繁忙期だけ人手を増やしたい」「急にスタッフが退職したが代わりが見つからない」などの状況にも、スポットで即対応できるのが強みです。
また、リモート対応が進んだことで、今後はオンライン服薬指導や健康相談なども、フリーランスを活用しやすくなっています。医療人材が都市部に偏りがちな課題も、フリーランスという形態を通じて是正できる可能性があります。
個人のメリット:働き方の自由と、主体性のある生き方
フリーランス薬剤師の最大の魅力は「選べる自由」です。 どこで、いつ、どんなスタイルで働くかを、自分の判断で決めることができます。
僕自身、会社員時代はシフトや勤務地が固定で、長期休暇も取りづらく、自由度がほとんどありませんでした。ですが、フリーランスになってからは、
- 土日は休みにする
- 週3勤務にして副業や勉強に充てる
- 朝だけ働いて午後はジムや創作に使う など、生活の設計を自分でコントロールできるようになりました。
また、単価交渉や仕事選びも自由です。 責任は重くなりますが、そのぶん「自分の仕事に責任を持つ」意識も育ちます。 加えて、税金や社会保険、健康管理など、会社がやってくれていたことも自分で管理するようになり、生活全体において“主体性”が身についていきます。
これこそが、フリーランスとして働く本質的なメリットだと思っています。
薬局側のメリット:人材不足の補完と即戦力の確保
薬局にとっても、フリーランス薬剤師の存在は非常にありがたいものだと確信しています。
まず、スポット勤務や短期契約によって、繁忙期やスタッフ不足に迅速に対応できます。 派遣よりも契約がシンプルで、コストも抑えやすい。 また、フリーランスとして働いている人は即戦力が多く、現場対応力や加算取得への意欲も高い傾向があります。
たとえば、服薬支援加算や在宅対応、地域支援体制加算などを積極的に取得する姿勢を見せることで、薬局全体の加算率や業務効率が上がり、売上にも貢献できます。
さらに、「長期雇用前提の人間関係」にしばられず、お互いにフェアな関係で働ける点も魅力です。 店舗側も「必要なときに必要な人材を確保する」という新しい経営戦略を立てやすくなります。
まとめ:自由と責任のある働き方が、業界を変えていく
フリーランス薬剤師が増えることは、単なる“働き方の多様化”にとどまりません。
- 社会にとっては、医療人材の柔軟な配置が可能になる
- 個人にとっては、主体的なキャリア形成ができる
- 薬局にとっては、人材不足の解消と業務効率化が進む
という三方よしの関係が生まれます。
もちろん、すべての人に向いているわけではありませんし、リスクや責任もあります。 ですが、それを受け止めて前向きに挑戦する薬剤師が増えれば、業界全体がもっとしなやかに、もっと強くなれると僕は信じています。
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