労基を取っ払って働いてみた結果、どうなったか

働き方

「会社にいたら、こんな働き方できないよな…」

フリーランス薬剤師になってしばらく経った頃、ふと思ったんです。 「もう労基とか関係ないんだな」と。

僕はもともと、働くのが嫌いじゃない。むしろ、暇だとソワソワするタイプです。 何も予定がない休日は、かえって落ち着かなくなる。 だったら、もう思いきって“労働限界チャレンジ”してみようと決めました。

自己紹介(読み飛ばしOK!!)

薬剤師3年目。現在はフリーランス薬剤師として、関西を中心に業務委託契約で活動中。 個人事業主としての働き方や、自分で仕事をコントロールする実体験を、ブログで発信しています。

月〜金は10.5時間、土曜は3.5時間。働きづめの1か月

2025年6月。実験的に、月曜から金曜までは1日10.5時間。 土曜は軽めに3.5時間働く生活を続けてみました。

いわば週6勤務、合計週約56時間。

労働基準法が定める「週40時間労働」なんて完全無視のペースです。 でも、個人事業主なら、それができてしまう。

働くのが好きな自分にとって、これくらい「ちょうどいいのでは?」と思っていました。 少し疲れるけど、やりがいもあって、収入も増える。そんな感覚で、6月を突っ走りました。

しかし、体は正直だった

月末が近づいたある日、朝起きたら、なんか体が重い。 ちょっと喉がイガイガする。でも、「まぁ行けるやろ」と思って出勤。

午後には寒気。夜には関節が痛くなってきて、ふらふらしてまともに歩けない、、
多分熱がありました。(多分39-40度ぐらい?)

「いやいや、これはやばいぞ」と思いながらも、 一晩寝たら、なんと翌朝には熱が下がってました。

気合で治しました。…というより、休まないと本当にまずいと、体が警報を出してくれた感じでした。

守ってくれる会社がないという現実

フリーランスには「労基」がありません。

  • 残業代もなければ
  • 有給休暇もない
  • 産休・育休や、病気休暇もない

すべて自己責任。

会社員なら、「無理しすぎないで」と言ってくれる上司がいたり、 病欠でも給料の補償があったりします。

でもフリーランスには、それがありません。 仕事を休めば、その分はまるごと「収入ゼロ」。

僕が熱でも次の日の出勤を迷ったのは、 「契約が飛んだらどうしよう」「迷惑をかけたくない」 そんな不安がよぎったからです。

働きすぎは“自由”の使い方を間違えること

会社員時代には、あんなに「自由になりたい」と思ってたのに、 いざ自由を手にすると、人は自分を追い込みすぎることがある。

自由って、好きに働くことじゃなくて、**ちゃんと休むことも含めて“自分で決めること”**なんだなと、今回の件で痛感しました。

フリーランスは、確かに自由です。 でもその自由は、“安全”と引き換えでもある。

休みを取るのも、体調を守るのも、自分の責任。 会社がないなら、自分が自分の「上司」にならないといけない。

まとめ:限界を試すのはやめない。でも、バランスは取りたい

正直言って、今回の「労基なし生活」、やって後悔はしてません。

自分がどれくらい働けるのかを知れたし、 何より、「このままじゃ危ないな」と身体からメッセージも受け取れた。

でも今なら、こう言えます。

僕たちフリーランスに必要なのは、制限じゃなくて“自制”だと。

働く日も、休む日も、自分で決められる。 だからこそ、「今日の自分はやりすぎてないか?」と問いかけることも、 同じくらい大事だなと思います。


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