初日から200枚対応!多忙薬局でのフリーランス薬剤師の立ち回り方

働き方

【自己紹介】読み飛ばしOK!!

こんにちは、Pharmalance(ファーマランス)のはしけんです!

薬剤師として3年目。現在はフリーランス薬剤師として、関西を中心にスポット勤務を行いながら、現場で得たリアルな経験をブログで発信しています。

「薬剤師にも、もっと多様な働き方を」 そんな想いから、このPharmalanceという屋号で活動を始めました。

【結論】とにかく投薬台に張りついて投薬を回し続ける

指示がなければ、とにかく投薬台に張りついて投薬を回し続ける。それが、初日から200枚以上処方箋が来る多忙な薬局で生き延びる一番の方法だと思っています。

初日なんて、誰も自分のことを把握していないし、こちらもその店舗のルールを知らない。そんな中であれこれ動くより、手を止めずに投薬を回していくことが、結果的に現場の役に立ちます。

投薬メインで立ち回ればいい理由

1. 店舗ルールを知らないまま動くと、逆に邪魔になるから

調剤の配置や棚の位置、薬歴の記載ルール、渡すタイミングの細かい決まりなど、薬局には“その店舗なりのルール”があります。でも、初日の忙しい日、そんなの誰も教えてくれません。いや、教える暇がないくらい現場が回っているんです笑

下手に動いて「え、それ今じゃない」「そこ触らないで」と言われると、空気も気まずくなってしまう。だからこそ、“安全な場所”である投薬台に立って、来る患者さんにどんどん薬を渡していくのがいいと思います。まずはそこに徹するのが、最も無難で貢献度が高い動き方です!

2. 一包化や調剤は、慣れてからの方が早いから

多忙な店舗ほど、ピッキングや一包化のオペレーションが独特です。たとえば、「ピッキングは薬品名ではなく薬価番号で探す」とか、「一包化の端数処理は○○方式で」みたいな細かい決まりがあることも。

でも、それを知らずに入ってしまうと、逆に手間取ってしまいます。時間がかかるし、間違いのリスクも上がる。。

だったらまずは投薬だけに集中して、「この人は投薬できる人なんだな」と思ってもらうほうが早い。慣れてきたら徐々に調剤にも加わればいいんです。

3. 何をすべきか”は、実は言葉で教えてもらえないこともあるから

忙しい薬局では、初日の挨拶と名札の受け取りが終わった瞬間から、誰もあなたに気をかけてくれないかもしれません。目の前には山のような処方箋、後ろからは「これ、先に出して」と声が飛んでくる。

そんなときに大事なのは、「何をしたら迷惑で、何をしたら助かるか?」を自分で見極めること。これ、実はマニュアルに書いていないし、教えてくれる人もいません。

だからこそ、「とにかく投薬を回す」ことが、最初の一歩としてベストだと思っています。

鑑査に回ることもあるが、それも“空気を読んで”

人数がギリギリで、かつベテランが投薬に出ている場合、鑑査に入るよう求められることもあります。そんなときは、素直に引き受けつつも「わからないことがあればすぐ確認する」姿勢を忘れない。

“完璧にやろうとしすぎないこと”が大事です。確認しながらでも正確さを優先して動く。そうすると自然と信頼されて、次の仕事も任されるようになります。

経験からの学び:何もしないより、何かを“決めて”動く

最初の現場で、僕は気を遣いすぎて何もできず、ウロウロしてしまった経験があります。

あのとき、「これやっていいのかな」「触っていいのかな」と迷っていた時間。今思えば、あれが一番“もったいなかった”。

初日で100%の活躍は無理。でも、50%の戦力になれたら十分。それなら、「投薬に集中しよう」と決めてしまった方が、自分の安心にもつながります。


【まとめ】

200枚以上来る多忙な薬局で初日を迎えるときは、

  • 指示がなくても投薬に集中する
  • 店舗ルールは知らなくて当然
  • わからないことは確認すればいい
  • 無理に完璧を目指さない

そして何より、何か一つに集中して“動くこと”が大事です。

最初から全部をこなす必要はありません。 でも、何か一つに張りついて貢献できたら、それが次の仕事にもつながります。

それが、僕の現場で学んだ“初日を乗り切るコツ”です。

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