フリーランス薬剤師の将来性はある?需要の背景と続けるための考え方

働き方

【自己紹介】読み飛ばしOK!!

こんにちは。Pharmalance(ファーマランス)のはしけんです。
薬剤師として3年目。現在はフリーランス薬剤師として関西各地の薬局にスポットで勤務しながら、現場で感じたリアルをブログで発信しています。
「薬剤師にも多様な働き方を」という思いから、雇用に縛られずに動けるフリーランスの実践や考えをお伝えしています。

【結論】フリーランス薬剤師の需要は、今後も続く

フリーランス薬剤師の需要は、今後も続くと思っています。むしろ合理的な働き方として、これからさらに活躍の場が増えると感じています。

これは、僕自身がさまざまな薬局に入って、経営者やスタッフの生の声を聞いて強く感じていることです。

【フリーランス薬剤師の需要が続くと考えられる理由3選】

「この働き方、ずっと続けられるのかな」
「仕事がなくなったらどうしよう」
「年齢を重ねたとき契約が取れなくなるのでは」

僕も最初はこれが一番不安でした。会社員と違って守ってくれる雇用契約がない。全部自己責任。

でも実際に現場に出てみると、「むしろこれからフリーランスのニーズは増えるだろう」と思うようになりました。

【需要が続く理由① 地方の深刻な人手不足】

特に地方の薬局では、慢性的に人手が足りません。
正社員を募集しても来ない。派遣でもすぐ埋まらない。

でも、処方箋は待ってくれない。高齢化で外来も在宅も必要な患者さんは増えます。

「とにかく今日回してくれる人がほしい」
「この期間だけ手伝ってくれる人が必要」

現場では、こんな切実な声が本当に多いんです。

【需要が続く理由② 教育や管理コストを減らせる】

フリーランス薬剤師は、「自分のことは自分でやる」が前提の働き方です。

  • 教育する必要がない
  • 人事評価をする必要がない
  • シフト管理も不要

店舗にとっては「頼んだ期間だけ即戦力を入れる」イメージです。

忙しいのに新人を一から教える余裕はない。
教育担当をつける人件費もない。

そういうとき、フリーランスという選択肢は非常に合理的です。

【需要が続く理由③ 雇用に縛られない自由度】

会社員を雇うのは薬局にとってもリスクです。

  • 社会保険負担
  • 有給管理
  • 退職金
  • 人間関係のトラブル

こうした負担を抱えるよりも、スポットで業務委託するほうが楽。
必要なときだけ予算に合わせて依頼できる。

これがフリーランス薬剤師の強みです。

【僕自身が感じた合理性】

実際、スポットで入る先の薬局では
「教育する手間がないのが助かる」
「説明しなくても動ける」

とよく言っていただきます。

もちろん完璧じゃない。
初めての店舗で全部覚えるのは無理。

でも「最低限、患者さんに安全に投薬する」ことに集中すれば十分役に立てる。
相手もそれを理解してくれている。

【今後も需要が続く具体的な背景】

  • 高齢化社会で薬局の負担はふえる
  • 在宅医療が増え、一包化や訪問対応の人手が必要
  • 都市部は派遣で何とかなるが、地方は本当に人が来ない
  • 処方箋枚数の波をスポットで調整する需要

現場レベルでは「絶対ゼロにならない需要」がある。

むしろ、派遣やスポットを組み合わせる形は、今後も当たり前になっていくと思います。

【もちろんリスクはある】

何もかもバラ色というわけではありません。

  • 需要が減るエリアもある
  • 処方箋枚数が減る店舗ではスポットを減らす
  • 派遣会社のマージン競争で単価が下がる
  • 自分が動けなくなったら収入ゼロ

だからこそ、「自分で自分を管理する」覚悟が必要です。
これがフリーランスの最大の特徴であり、弱点でもあります。

【フリーランスは「自分のことは自分でやる」選択肢】

雇用に守られない怖さと、雇用に縛られない自由。
これがフリーランス薬剤師の本質だと思います。

全て自己責任。でもその分、

  • どこで働くか
  • どれだけ働くか
  • どんな単価で働くか
  • 誰と付き合うか

全部自分で決められる。


【こんな人には向いている】

  • 人手不足の現場を助けたい気持ちがある
  • 知らない店舗でも空気を読んで動ける
  • 自分の仕事を自分で管理できる
  • 雇用に縛られなくても安心できる

【僕自身はこう考えてる】

正直、ずっとフリーランス一本で行くかは決めていません。
でも今は、この働き方が自分に合っていると感じています。

  • 知らない地域や薬局で働く面白さ
  • いろんな経営者やスタッフと話せる経験
  • 医療現場のリアルな課題を知れる

そして何より、「自分のことは自分でやる」選択肢を持っている安心感があります。


【まとめ】

フリーランス薬剤師の将来性は「市場任せ」にしていたら不安定。
でも、高齢化や地方の人手不足、教育コストの削減ニーズを考えると、合理的な選択肢として求められる場はむしろ増える。

フリーランスは雇用のように「会社が守ってくれる働き方」ではない。
でもその分、「会社が抱えきれない人手不足を助ける働き方」として、これからも選ばれる。

だからこそ、

  • 自分を管理する力
  • 即戦力で動く現場力
  • 人間関係を築く力

これを磨いていけば、フリーランス薬剤師としてのキャリアはまだまだ作れる。

そう思って、僕はこの働き方を続けています。

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