【実体験ベース】フリーランス薬剤師のメリット8選

働き方

自己紹介(※読み飛ばしてOKです)

こんにちは、Pharmalance(ファーマランス)代表のはしけんです。

大手薬局で3年間勤務したのち、「このままずっと誰かに雇われて働くのかな…」という違和感から、フリーランス薬剤師として独立しました。
現在は関西を中心に薬局と契約して働きながら、同じように自由な働き方を目指す薬剤師さん向けに情報を発信しています。

本記事では、僕自身がリアルに感じたフリーランスのメリットを8つご紹介します。


メリット1:数カ月で“5つ以上の薬局”を経験できた

正社員なら同じ薬局に長く勤めるのが基本ですが、フリーランスは短期間でいろんな現場を経験できます。

僕は独立してすぐの数カ月で、5つ以上の薬局を経験しました。
門前科の違い、人間関係の違い、調剤体制の違い…全部が勉強になり、想像以上のスピードでスキルと対応力が磨かれた実感があります。

はしけん
はしけん

人脈も広がるし、経験値も得られます。
僕はラウンダーが好きなので、この目まぐるしい状況が好きだったりします!


メリット2:休み方を“自分で設計できる”

水曜の午前を休みにしてブログ執筆や勉強に充てる。
週末は働かずに登山や旅行を楽しむ。

フリーランスになってからは、こんなやすみ方が現実になりました。
「朝だけ働く」「週3だけ働く」「1ヶ月まるごと休む」も自分次第。
シフト表を自分で描ける感覚が大きな魅力です。

はしけん
はしけん

三連休が欲しいとき、僕は金曜日と土曜日で勤務する薬局が違うので、休みの交渉がしやすいです。
正社員だと「二日連続で休むのは申し訳ないな」と気を使ってしまいますが、フリーランスならその心配はいりません。
自分の都合に合わせて柔軟に休みを調整できるのも、この働き方ならではの強みです。


メリット3:収入の天井を“自分で決められる”

会社員時代は残業しても収入はほぼ変わらなかったけれど、フリーランスは働いた分だけ収入になる働き方です。

僕自身、時給3,500円で契約しており、頑張った月は会社員時代よりずっと高い収入になりました。
「来月は多めに稼ぐ」「今月は抑える」と調整できるのも、精神的にすごく楽です。

はしけん
はしけん

実は、僕は正社員時代に一度も昇給がなく、年収はまさかの新入社員とほぼ同じでした(笑)。
でも、昇給できない=薬剤師としてダメという意味ではありません。
会社員はどうしても評価や制度に左右されます。

フリーランスになれば、働き方や交渉次第で収入は増やせるということを覚えておいてください。


メリット4:住む場所に縛られない働き方

フリーランス薬剤師の案件サイトをのぞいてみると、地方には高額案件が多く掲載されているのがわかります。
特に地方では薬剤師不足が深刻で、フリーランスの需要は全国に広がっていると実感しました。

だからこそ、
「地元に戻って働く」
「旅をしながら働く」
といった選択肢も現実的に描けるのが大きなメリットです。

はしけん
はしけん

思い切って、3か月だけ地方の薬局に行くという働き方もアリだと思っています。
実際に現場に入れば、人手不足のリアルな課題が見えてきますし、
その課題に対してフリーランスとして一緒に解決策を考えることができるかもしれません。

単なる「働く場所の自由」だけでなく、地域に貢献できる可能性もある。
これもフリーランス薬剤師という働き方の魅力のひとつです。


メリット5:“薬剤師人生を自分でデザイン”できる

在宅を極めたい、漢方を学びたい、経営支援に関わりたい…。
会社員だと配属先に左右されてしまいますが、フリーランスなら自分の意思で案件を選ぶことができます。

僕自身は、外来を効率よく回すことや加算をしっかり取ることが得意なので、そうした需要がある薬局ではとても重宝していただけます。
このように、自分の強みやビジョンに合わせてキャリアをつくれるのはフリーランスならではの大きな強みです。

はしけん
はしけん

あなたは、どんな分野に特化した薬剤師になりたいですか?

在宅の専門家になる、漢方を深める、経営に携わる――選び方はいろいろあります。
ちなみに僕はというと、外来で加算をとりまくって現場をぶん回す、爆発力のある薬剤師を目指しています(笑)。


メリット6:薬局と交渉して条件を整えられる

「週2だけ働きたい」「朝だけ勤務がいい」
こうした希望も、契約時に薬局と直接話し合って決めることができます。

僕も実際に「交通費込みでいくらにするか」「勤務時間を8時間から9時間にするか」など、薬局と交渉を重ねてきました。
会社員時代は一方的に条件が決まっていたのに、今は自分で調整できる――これが大きな違いです。

はしけん
はしけん

“交渉=わがまま”じゃなくて、“働きやすくする工夫”だと思っています。


メリット7:自分の強みを仕事獲得の“武器”にできる

いろんな薬局を経験する中で、自分の得意分野が見えてきます。
僕の場合は「投薬スピード」「加算取得力」でした。

それを次の契約でアピールすると、より条件のいい案件につながることも増えてきました。
強みを活かしてブランディングできるのはフリーランスならではです。


メリット8:人脈・ネットワークが自然に広がる

複数の薬局で働いていると、管理薬剤師・事務スタッフ・医師・看護師など、多くの人と関わります。

僕自身も「紹介」で次の案件をいただいたり、信頼関係から良い条件を提示してもらったことがあります。
人とのつながりが次の仕事につながるのは、フリーランスの大きな強みです。

はしけん
はしけん

フリーランスになると、不思議と薬局のスタッフさんたちとさっぱりした関係を築けることが多いです。
「この人ともっと関わりたい」と思えば積極的にコミュニケーションを取ればいいし、逆に深入りせず仕事に集中することもできます。

会社員時代のように人間関係で悩むことはほとんどなくなりました。(もともとそこまで多くはなかったですが…)


おわりに|「自由」と「責任」のその先にあるもの

フリーランス薬剤師の働き方には、もちろん責任や不安もつきまといます。
社会保険の手続き、確定申告、契約交渉、リスク管理…全部自分で背負わなければなりません。

でもそれ以上に、「自分の人生を自分で決められる」満足感があります。

「フリーランス薬剤師のガイドブック」をご覧いただいている方は、一緒にデメリットも読んでみてください↓

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