こんにちは、Pharmalance(ファーマランス)のはしけんです。
フリーランス薬剤師として独立して3か月。
この間、現場での学びや契約先とのやり取りを通じて、会社員時代には気づけなかったことをたくさん学びました。
先日、ある契約先の社長に飲みに誘っていただきました。
その時にいただいた言葉が、自分の働き方や将来の方向性を見直すきっかけになったので、今回はその話をしたいと思います。
フリーランス薬剤師は経営的に“合理的”
「薬剤師って、大阪でも意外と不足してるんだよ。」
お酒を飲みながら、社長はそう切り出しました。
社長曰く、薬局は慢性的な人手不足で、派遣に頼ることも多いそうです。
でも、派遣はコストが高い。
「フリーランスで直接契約できるのは、経済的に助かるんだよね」と社長は言いました。
正直、この言葉を聞いた時、胸がスッと軽くなりました。
フリーランス薬剤師としての働き方は、まだ世の中に浸透していない部分もあり、
「本当に需要はあるのか?」と不安になることもあったからです。
でも経営者から見て、“合理的で助かる存在” でいられるのは、フリーランスの大きな強み。
派遣会社のマージンが発生しない分、薬局にとってもコスト削減になり、
僕自身も「直接信頼を築くことで仕事が続く」というメリットを実感しました。
双方が自由に“切れる”という現実
社長はこんな言葉も口にしました。
「派遣で“クセのある人”が定期的に入るときついんだよね。
でも、フリーランスはお互いにいつでも契約を切れるから、経営的にはすごく合理的だよ。」
この話を聞いて、改めてフリーランスの本質を理解しました。
「自由に働ける」というのは裏を返せば、“選ばれ続けないと仕事がなくなる” ということです。
会社員時代は、「仕事は与えられるもの」だと思っていました。
でも今は、自分が“この人に任せたい” と思われる存在でい続けることがすべてです。
薬局側から見れば、「信頼できて、スピード感があって、現場を回せる薬剤師」が求められます。
社長の言葉は少し厳しい現実も教えてくれましたが、同時に「フリーランスとしての覚悟」を再確認できる時間でもありました。
体力は無限じゃない
「今はいいと思うけど、ガンガン働けなくなった時のことも考えないとだよ。
いつまでも無限の体力があるわけじゃないからね。」
この言葉が、今回の飲み会で一番心に刺さりました。
実際、僕は独立したばかりの頃、月〜金10時間以上+土曜3.5時間のハードシフトで、
無理をして体調を崩しかけた経験があります。
フリーランスは「稼げる時に稼ごう」と思えば、いくらでも働けます。
でも、体力には限界がある。
20代だからまだ走れるけれど、10年後、20年後も同じペースでは働けません。
この社長の一言を聞いて、
「今から将来の働き方を考えることが必要だ」と痛感しました。
収入の柱を増やすこと、体力を維持するための健康管理、
そして働く時間をデザインすること——。
フリーランスで長く生き残るには、こうした視点が欠かせないと強く感じました。
フリーランス薬剤師をもっと増やしたい
飲みの席で社長と話すうちに、自分の中で一つの想いが強くなりました。
「フリーランス薬剤師という働き方をもっと広めたい。」
派遣に頼る薬局が多い今、
フリーランス薬剤師が増えれば、薬局側もコスト面で助かり、
薬剤師側も自由な働き方を実現できます。
僕はまだ独立したばかりで、学ぶことばかりです。
でも、3か月の経験だけでも「会社員だけが薬剤師のキャリアではない」と確信しています。
今後は、発信や経験のシェアを通じて、この働き方の可能性をもっと伝えていきたいと思います。
社長の言葉から得た3つの学び
この飲み会で得た学びを3つのポイントにまとめると、次の通りです。
- フリーランス薬剤師は経営的に合理的で需要がある。
自分の価値を正しく理解し、適正な単価で提案することが重要。 - 選ばれ続ける努力が必要。
派遣とは違い、信頼やスピード感がダイレクトに評価される。 - 将来の働き方を今から考える。
体力の有限性を意識し、仕組みや収入の多角化を考えていく。
まとめ
社長から頂いた言葉は、ただの飲み会の会話以上に、僕の働き方を見直すきっかけになりました。
フリーランスは自由な働き方ができる一方で、「自分の価値を磨き続けなければならない」という厳しさもあります。
でも、その緊張感があるからこそ、仕事へのモチベーションが高まるのだと思います。
これからも、経営者の目線を意識しつつ、自分の働き方をアップデートし続けたい。
そして、いつか 「フリーランス薬剤師という選択肢を広める活動」 を本格的にやりたいと思っています。
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