薬剤師の皆さん、店舗を持たずに独立してみませんか?

薬剤師の皆さん。
あなたは今、自分の人生の舵を、自分の手で握っていますか?

もちろん、会社員として安定した収入や福利厚生を得ながら働く道は素晴らしいものです。
でも、その安定は同時に「誰かが決めた航路の上を進む」ということでもあります。

休みはいつ取れるのか、どの店舗で働くのか、何時から何時まで拘束されるのか――。
そのすべてを自分で決められる人は、ほんの一握りではないでしょうか。


独立とは、「自分で決める」という生き方

僕にとって、独立とはお金や肩書きの話ではありません。
それは、「自分の時間・働き方・環境を、自分の意志で選ぶ」ということです。

店舗を構える必要はありません。
薬局を経営する必要もありません。

フリーランス薬剤師として、契約単位で働くことも立派な“独立”です。
契約先も働く時間も、自分で交渉し、自分で決める。
これまで会社が握っていた決定権を、自分の手に取り戻す。
それが、僕にとっての独立でした。


店舗を持たないからこそ、できること

「独立」というと、どうしても店舗開局のイメージが強いですよね。
高額な初期投資、家賃、光熱費、在庫管理、人件費…。
資金計画だけで胃が痛くなる人も多いと思います。

でも、業務委託契約という形なら、そうした固定費はゼロ。
必要なのは開業届と、薬剤師賠償責任保険、そして仕事道具くらい。

案件ごとに契約を結び、期間が終われば新しい契約へ。
フットワークは軽く、固定費に縛られない。
経営リスクを背負わずに、独立のメリットだけを先に味わえるのです。


独立して見えた景色

僕が独立して最初に感じたのは、「朝の景色の違い」でした。

会社員時代の朝は、決められた時間に決められた場所へ向かうだけ。
でも今は、自分で決めた仕事のために、自分で起きる。
同じ朝でも、「やらされている」と「自分で選んだ」では、まったく景色が違うんです。

それは仕事中も同じです。
契約先の経営者や社員と、対等に近い距離感で話せる。
自分のスキルや仕事ぶりが、ダイレクトに評価される。
その評価が、次の契約や単価交渉につながっていく。

会社員時代にはなかった緊張感と、心地よいプレッシャー。
それが、僕の成長を加速させています。


独立のリアルなリスク

もちろん、独立は良いことばかりではありません。

  • 社会保険は自分で加入しなければならない
  • 繁忙期と閑散期で収入が変動する
  • 契約終了の可能性は常にある

正直、何も準備せずに飛び込めば、生活は簡単に崩れます。
でも、これらは事前に知っていれば対策できることばかりです。
複数の契約先を持つ、収入が高い時期に貯蓄する、スキルを広げる――。
「守られる側」ではなく「自分で守る側」に回るだけです。


独立を選ぶ勇気

独立というと、大きな決断のように聞こえます。
でも、店舗を持たない独立は、もっと軽やかに始められます。

最初からすべてを捨てる必要はありません。
週1日の副業からでもいい。
短期の契約を1本だけ試すのもいい。
その一歩が、自分で舵を握る感覚につながります。


最後に

店舗を持たずに独立する――それは「経営リスクを避けながら、自分で選ぶ人生を始める」方法です。
形はシンプルですが、その一歩がもたらす変化は大きい。

薬剤師の皆さん、
もし今の働き方に、少しでも窮屈さを感じているなら。
一度、“自分で決める働き方”を試してみませんか?

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