フリーランス薬剤師のリアルな一日|スケジュール・やりがい・自由と責任

働き方

自己紹介(※読み飛ばしてOK)

こんにちは。Pharmalance(ファーマランス)代表の橋本です。
会社員薬剤師から独立し、今ではフリーランスとして複数の薬局と業務委託契約を結びながら働いています。

「フリーランス薬剤師ってどんな一日を過ごしてるの?」
「自由そうだけど、実際どうなの?」

そんな声にお応えして、今回はリアルな1日のスケジュールをご紹介します。
実際に働いているからこそ感じる、やりがい・しんどさ・自由・責任まで含めて赤裸々にまとめました。


私の働き方|契約状況と勤務日数

現在は、3つの薬局と業務委託契約を結んでいます。
勤務時間は以下のとおり:

  • 月〜金:1日10.5時間(休憩含む)
  • 土曜日:3時間ほどの短時間勤務

場所によって勤務内容や雰囲気も異なりますが、どの薬局でも基本的な薬剤師業務全般を担当しています。


通勤・交通費事情

勤務地は日によって変わり、遠いところでは片道1時間かかることもあります。
交通費は交渉次第で、私は毎月の請求書に実費を記載して対応していただいています。


一日の流れ(平日の場合)

時間帯内容
5:30〜7:30起床・朝コーヒー・ブログ執筆 or 勉強
7:30〜8:30通勤
9:00〜13:00調剤、監査、投薬対応など
13:00〜14:00休憩(昼食)
14:00〜18:30引き続き投薬・薬歴入力・一包化・在宅支援など
19:00ごろ業務終了・帰宅
20:00〜21:00夕食・リラックス
22:00までに就寝睡眠最優先

朝を制する者は人生を制す

出勤前の朝時間は、私にとって一番大切な時間です。
早起きして、コーヒーをゆっくり淹れて味わいながらブログを書いたり、薬剤師としての勉強をしたり

この時間があることで、1日の仕事効率も、充実感もガラッと変わると感じています。


業務内容とスキル要求

店舗ごとに違いはありますが、基本的には以下のような業務が中心です:

  • 投薬・監査
  • 一包化や予製作り
  • 施設在宅の支援(同行など)
  • 店舗管理(棚卸、在庫確認など)

一人薬剤師として勤務することも多いため、薬歴ソフトや分包機の使い方も薬局ごとに違う中で対応力が求められます


やりがいと大変さ

やりがい

  • 経営者やスタッフから「来てくれて助かる」と言ってもらえる
  • 患者さんから感謝の言葉を直接もらえる
  • 自分で働き方をデザインできる自由

特に、患者さんとは初対面が多いので、第一印象と笑顔が本当に大事
「この薬剤師さん、感じがいいな」と思ってもらえるよう心がけています。

しんどいこと

  • 長時間労働で疲れがたまる
  • 棚卸は個人的にかなり苦手です…
  • すべて自分で責任を負う立場なので、気が抜けません

自由と引き換えに得られるもの

フリーランスの最大のメリットは、働く日や時間を自分で決められる自由
ただし、裏を返せば「労働基準法」が守ってくれることはなく、自分で働きすぎないように管理しなければなりません。

また、請求書の発行や税務処理、保険の手続きなどもすべて自分で対応します。
でもそれによって、「税金に強くなった薬剤師」としての成長も実感できています。


学びの量が増えた日々

自由に働くということは、逆に言えば自分で学ばないと淘汰される世界
だからこそ、私は毎日少しずつでも勉強を続けています。

  • 法人化・節税の勉強
  • 現場での対応力強化
  • コミュニケーションスキルの研鑽

「会社が守ってくれるから安心」という環境とは違い、自分が自分を育てていく感覚です。


土曜・休日・夜の使い方

  • 土曜勤務は軽め(3時間ほど)で週のまとめ感覚
  • 夜は早く寝ることを意識して22時就寝が目標
  • 日曜はブログ執筆や自己投資に充てることが多い

自分の時間がコントロールしやすいのも、フリーランスならではの魅力です。


まとめ|フリーランス薬剤師の一日は、自由と責任のバランスでできている

フリーランス薬剤師としての一日は、会社員のように守られた働き方ではありません。
けれど、自分で考え、自分で選び、そして責任を持って行動できるからこそ、得られる成長と自由は本物です。

そして毎日の小さな積み重ねが、未来の自分をつくっていく――
そんな実感を得ながら、今日も薬局に立っています。

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