フリーランス薬剤師が語る、お金の感覚の変化と自己管理のリアル

お金関係

こんにちは、Pharmalance代表の橋本です。

フリーランス薬剤師として独立してから、複数の薬局で勤務しています。この記事では、会社員時代には感じられなかった“お金との向き合い方の変化”について、僕自身の体験を元に書いてみようと思います。


安定しないからこそ、出費に敏感になった

元々、浪費癖があるタイプではなかったのですが、それでもフリーランスになってから明らかにお金に対しての意識が変わりました。特に収入が固定ではないため、出費に対して非常に敏感になります。

たとえば、毎朝30g使っていたコーヒー豆を20gに減らしたり、なんとなく立ち寄っていたコンビニにも行かなくなりました。こうした“ちょっとした節約”の積み重ねが、今の自分の安心感につながっています。


税金に触れて、視野が一気に広がった

会社員の頃は、税金のことは正直ほとんど気にしていませんでした。でも今は違います。経費、節税、確定申告、インボイス制度、青色申告承認申請書…。会社員時代には縁がなかった単語たちが、今や毎日のように出てきます。

でもこの変化、僕にとってはポジティブです。なぜなら、自分の人生をより主体的に生きている感覚があるから。


節税意識で見えてきた「経営者の視点」

節税のため、僕はマイクロ法人も設立しました(もちろん節税だけが目的ではありません)。個人と法人をうまく使い分けることで、家賃や交通費、カフェ代、勉強のための書籍代なども適切に経費に計上しています。

「売上から経費を引いたものが生活費」という感覚は、まさに経営者のもの。それをリアルに体験できているのが、とても面白く、日々新鮮です。

もちろん、脱法的な節税ではなく、法律の範囲内でしっかりと運用するようにしています。近い将来には、税理士の力も借りてさらにレベルアップしたいと思っています。


情報は自分でつかみにいく時代

保険、税金、請求書の出し方、青色申告…全て自分で学ぶ必要があります。

書籍を読むこともありますが、僕の場合はChatGPTとの対話でかなり助けられています。わからないことはすぐ調べる。行動しながら学ぶ。そうやって知識の守備範囲を日々広げています。


「お金を使う」ことの再定義

フリーランスになってからは、お金の使い方にも変化がありました。

何より意識しているのは「浪費を避けること」。コンビニに立ち寄る回数が減ったのもその一環です。その一方で、“自己投資”には積極的です。書籍、セミナー、学習コンテンツなど、自分を高めるための支出は惜しみません。

むしろ、これからの時代は「どれだけ自己投資できるか」が武器になると思っています。


これからフリーランスになる薬剤師へ

フリーランス薬剤師になるにあたって、まず把握すべきは“家計”です。

準備として必要なお金は、実はそんなに多くありません。生活費の6ヶ月分程度の生活防衛資金があれば、十分スタートを切ることができます。

その上で大切なのは、「自分の数字」をきちんと把握すること。収入、支出、利益、税金。そのあたりが把握できていれば、怖くありません。

むしろ、やってみると楽しいものです。自分の人生を自分でマネジメントしているという実感が、何よりの報酬になるかもしれません。


フリーランス薬剤師として、まだまだ駆け出しですが、こうして“自分の意思”で学び、働き、お金を扱う日々は、間違いなく人生の質を上げてくれています。

これからも発信を続けていくので、よければまた読みに来てくださいね。

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