60歳までフリーランス薬剤師でいける気がしてる。

働き方

「フリーランス薬剤師って、いつまでできるの?」



最近、わりと聞かれる。
心配してくれてるのも分かる。
たぶん“年齢”とか“体力”とか、“この先の安定”みたいなところが気になるんだと思う。

でも、正直に言うと、僕自身にはあんまり不安がない。
むしろ「同じ職場でずっと働き続ける方が、自分の場合はいろいろ老いそう」って思ってしまう。環境が固定されると、便利さと引き換えに“感覚”が鈍る気がする。これは完全に僕の性格の問題。

じゃあ結論はどうか。
今の仮の答えは、「60歳まではいけそう」
理由はシンプルで、父が現役バリバリでやってる姿を見ているから。あの感じを知ってると、「年齢=終了」にはあんまり結びつかない。

それに僕は、体力だけで仕事してる感覚がない。
体力はもちろん大事だけど、僕が続けられる条件って、たぶん別にある。

最近「ボルズィ」の勉強会を受けた。新しい薬が出たときの、あの感じ。
「うわ、こう来たか」っていうワクワク。実務でどう使うか、どこで気をつけるか、患者さんにどう伝えるか。結局そこに楽しみを感じてるんだと思う。ボルズィ(ボルノレキサント)みたいに新しい選択肢が出ると、現場ってまた一段おもしろくなる。

あと、人と関わること。
たまに出くわす、知見に富んだ患者さん。しゃべってるだけで元気をもらえる患者さん。職場の人と会って、ちょっとした雑談をして、「今日も回ったな」って思えるあの感じ。
結局僕は、薬だけじゃなくて“場”が好きなんだと思う。

「体力が落ちたら固定薬局に」っていう選択肢も頭にはある。
新しい環境に順応する能力が落ちるかもしれないから。これは一般論としては分かる。
でも同時に、僕はその能力って鍛えられる気もしてる。筋トレみたいに。慣れを止めない、学びを止めない、人との関係を止めない。たぶんそういう積み重ねで、順応力は落ちにくくできる。

ちなみに最近、久しぶりに実家に帰った時に39.8度の熱が出た。コロナもインフルも陰性。
食あたりっぽくて、牛肉が当たった説が濃厚。引っ越しでバタバタしてたのもある。つまり「仕事で疲れた」って話じゃなかった。(牛肉はしばらくいらない)

残業もほぼないし、在宅をずっと抱えてるわけでもない。
だから変な話、僕はまだ「疲れてる場合じゃない。もっと働きたい」とすら思ってる。ここは自分でも雑な人間だなと思う。

じゃあ、本当に働き方が変わるタイミングはいつか。
それは「体力が尽きたとき」より、たぶん「興味が変わったとき」だと思う。
経営側に回りたくなるとか、教育や運営支援をやりたくなるとか、薬剤師の仕事を一旦置いて別のことに全振りしたくなるとか。僕はそっちの方が自然。

今のところの理想は、現場は続けつつ週5で、週2休む。
休むためというより、次のことに時間を使うため。
それと、健康発信もやりたい。ただ「健康はこう!」って押し付けるやつじゃなくて、擦り付けない健康。世の中、正しいことを大声で言う人が多すぎるから、僕はもう少し静かにやりたい。

結局、「いつまでできるか」は、年齢じゃなくて、
体力とやる気があって、そして楽しいと思えるか
“何に楽しみを見出すか”が変わらない限り、僕はたぶん続けられる。

期限は決めない。
決めないけど、雑に続けるつもりもない。
紹介で成り立ってるからこそ、つながりは大事にする。スピードも、現場力も、礼儀も、丁寧さも、落としたくない。
たぶん僕は、そういう「当たり前」を積み上げてる限り、60歳どころかもう少しいける気がしてる。

周りが心配してくれるのはありがたい。
でも僕の答えは今のところこうだ。
「いつまで?」って聞かれたら、僕はたぶん笑って言う。
“気分による、って言ったら怒られる?”って。

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